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岩佐です。10月6日(日)に奥穂南稜に行ってきましたので報告します。

【メンバー】K手、吉川、岩佐

【行動記録】
10月5日(土)
中の湯01:30~03:00上高地バスターミナル03:10~05:00岳沢小屋05:30~南稜~12:00奥穂高岳山頂12:05~12:55ジャンダルム~13:50天狗のコル~14:55岳沢15:10~16:20上高地バスターミナル16:30~16:50頃中の湯

【報 告】
紅葉を楽しみながらの登攀がしたいと思い、奥穂高の南稜を計画した。日曜の一日しか時間が取れないこと、メンバーが3人であることと帰りのバスに間に合うように時間的余裕を考慮すると、どうしても出発は夜中になってしまう。そんなわけで、今日もまた睡眠不足と闘いながら黙々と釜トンネルを歩く。真っ暗な中のアプローチはテンションが下がるが、満天の星が少しだけ元気づけてくれる。

岳沢小屋には5時に到着。暗くて南稜の取り付きがわからないので、仕方なくフリースと合羽を羽織って寒さをこらえながら明るくなるまで地べたに座り込んで寝る。5時半にやっと明るくなってきたので小屋を出発。まずは岩ゴロゴロの沢を登り、南稜の末端まで。偵察も兼ねて東側から取り付きトラバース気味に登り始めるが、途中で先に進めなくなって一旦降りる。アイゼンをつけて随分痩せてきている雪渓を歩き、適当なところから雪渓をクライムダウンして南稜に取り付く。

131006OkuhoNanryo2.jpg
滝沢方面の雪渓。さすがに時期が遅いため末端は崩壊しており不安定。できれば歩きたくないが…。

まずはトリコニーを上に見ながらルンゼを登る。(1皮さん、写真が参考になりました。ありがとうございます。) 岩がしっかりしており登りやすい。その後草付のトレースを辿っていくと南稜西側のスラブ帯に出た。ここでロープを出す。今回は登攀の難易度と装備軽量化を考慮して、ロープ1本と一人はユマール。3ピッチを全員交代でリードして登る。良いリスがあるので残置ハーケンも所々みつかるが、クラックもあるのでカムが使えて支点も取りやすい。先日登った松高ルートの1~3P目とは大違いだ。

131006OkuhoNanryo1.jpg
スラブ帯1P目。またもやジャンケンで勝ってしまった岩佐がしょぼいピッチ担当。

131006OkuhoNanryo3.jpg
スラブ帯2P目。クライマー吉川。

岩を登りきったところで草付を60mほど登るとトリコニーI峰到着。トリコニーはところどころ2~3級程度(?)で、難しくはないが両端が切れ落ちており油断は禁物。ロープは出さなかったため慎重に岩稜帯を抜け、あとはトレースを辿って南稜の頭まで。スラブ帯で3人でリードを交替しながら登ったことによるタイムロスが響いて、奥穂山頂に着いたのは予定していた時間より大幅に遅れて12時となってしまい反省。帰りのバスに遅れては大変と、直ぐに天狗のコルに向けて出発した。幸い縦走する人が少なく混雑もなかったために2時間ほどでコルに到着することができた。思っていたより歩きやすい天狗沢を下って岳沢小屋へ、そして16時過ぎには上高地のバスターミナルに到着した。

南稜の登攀は、取り付きや藪漕ぎを避けながら登れるルートを探したり、またスラブ帯のどこのラインを登るかなどを考えながら登るのが面白かったです。我々以外にはもう1パーティーいただけでとても静かで、奥穂高目指して登るのも楽しい。ウェストンがこのルートを初登したのは偶然にも今の私と同じ齢。案内役の上條嘉門次は64歳だったそうで、それならば私もあと数年は何とかアルパインを続けられるかなと思いながらこの記録を書いています。
昨日の穂高は紅葉真っ盛り。お天気も最高(というか暑すぎ)で、最高のコンディションでした。

K手さん、吉川さん、お疲れ様でした。

   
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