FC2ブログ
はっちゃん、I佐で剱に行って来ました。
CACに入会した年の夏合宿で行く筈だった剱に、私は3年後に漸く行くことができました。
アプローチは遠いし荷物もずっしりと重く、2泊3日で登れたルートは2本だけでしたが、剱の壮大さに感動。 アプローチも含め、アルパインを満喫することができました。

【行動記録】( )内はI佐

8月13日(土)
07:10 室堂 07:25
09:00(09:10) 剱御前小屋 09:25
10:25 一服剱 10:40
11:10(11:25) 前剱 11:40
12:49(12:57) 剱 13:27
14:50 池ノ谷乗越 15:00
15:35 三ノ窓

8月14日(日)
05:35 チンネ左稜線登攀スタート
08:56 登攀終了
09:50 池ノ谷ガリー
10:10 三ノ窓 10:50
11:20(11:30) 池ノ谷乗越 11:40
12:35 熊ノ岩

8月15日(月)
04:10 剣稜会ルート取り付き着
04:21 登攀スタート
06:16 Cフェースの頭 06:33
07:47 池ノ谷乗越(八ツ峰縦走路+α経由)07:58
09:09(09:24) 剱山頂 09:40
12:09(12:40) 剱御前小屋 12:50
13:50(14:25) 室堂ターミナル

【コメント・感想】

■初日は室堂から剱山頂経由で三ノ窓まで。

とにかくただひたすら歩いて登ってクライムダウンして…の繰り返し。結構悪い所が多く、特に池ノ谷乗越直前のクライムダウンは神経を使った。三ノ窓は我々が到着した時点で3張テントがあり、その内の1パーティーは剣尾根に行くとのこと。その他のパーティーはたぶんチンネ左稜線だろうと思い、翌日は一番に取り付ける様に5時に登攀スタートにすることにして、19時前に就寝。

■2日目はいよいよチンネ左稜線。

1P目フェース50m IV(はっちゃん):本来1P目である筈の15mの凹角上のテラスからスタートしたため。出だしが核心。
2P目フェース30m III(I佐):ロープが屈曲して流れが悪くなりそうだったので30mで切る。
3P目ルンゼ20m III+フェース20mIII+(はっちゃん)
5、6P目リッジ40m I+這い松混じりのフェース40mII(コンテ)
7P目リッジ上の凹角40m III(はっちゃん)
8P目ピナクルの林立するリッジ50m IV(I佐):スリリングで面白いピッチ。
9P目フェースからリッジ35mV+クラック10m III+(はっちゃん):最初の35mはルートの核心ピッチ。出だしの「A0のハング」は、少し悪いがA0ではなくフリーで。
10P目フェース・リッジ30m III+(I佐):高度感があって絵になるピッチ
11P目フェース・ナイフエッジ50mIIIとIII+(はっちゃん):同上
12P目ナイフエッジ40m II(はっちゃん)
(以上、最近脳の老化が激しいので、うろ覚え。)

剱110813-15c
3P目

2日目朝は、モタモタしていて出発が15分ほど遅れ慌てる。しかし取り付きに着いたら我々が一番。直ぐ後に剣沢から来たというパーティーが到着。その後も続々とパーティーが到着。本当はもっと早く登り始め、他パーティーが待っているというプレッシャーを感じずに登りたかったが、そんな余裕はない。ということで後続パーティーを待たせてはいかんと1~6ピッチ目までは急いで登ったが、その後は間隔が空き、スピードは意識しつつも楽しく登ることができた。いたる所にハーケンやリングボルトの残置があり、時には残置も使いつつ、基本的にはナッツとカムで支点を取りつつ登った。特に小さいサイズのナッツとカムが役に立った。

剱110813-15b
10P目

剱110813-15d
11P目 

登攀終了後は池ノ谷ガリー側に2Pの懸垂下降。三ノ窓に戻って早めの昼食をとり、ツエルトを撤収して熊ノ岩へ。

熊ノ岩にはテントが20張近くあり、指定幕営地と変らない賑やかさ。水も豊富にあって快適。早く着きすぎたので剣稜会ルートでも登ろうかと取り付きに行くが、2時間近くも前から岩に張り付いている8人程がまだ2~3Pにおり、殆んど動いていない。そうこうするうちに雷が鳴り出し、危ないので無理は止めましょう、とテン場に戻る。ツエルトを張り、中に入ったら雨が降り出した。しばらくしたら止んだが、無理して登らなくて正解。

剱110813-15e
熊ノ岩。八ツ峰をバックに。 

■3日目 剣稜会ルート~八ツ峰上部~剱~室堂

剣稜会ルート
1、3、5P:はっちゃん
2、4P目:I佐

今日は室堂まで戻らないといけない。バスに乗り遅れると大変なので、昨日登れなかった剣稜会ルートを登ってそのまま八ツ峰縦走路から池ノ谷乗越~剣経由で戻ることにする。時間に余裕を持って2時起き、ツエルトを撤収。重いザックを背負って4時10分に取り付き着。この時間なので当然のことながら、本日も1番スタート。さすがにまだ暗いので暫く待ち、昨日の下見を手掛かりにヘッデンを点けて4時21分スタート。セカンドが1P目を登りきる頃にはヘッデンの必要がない明るさに。後立山が美しい。4P目をセカンドが登り始める頃、漸く後続パーティーが1P目を登り始めていた。

tsurugi201108f
3P目を登るはっちゃん。どこにいるか分かるかな? 

剣稜会ルートは、クライミングは易しいが面白く、何と言ってもロケーションと高度感が素晴らしい。Cフェースの頭に抜けてからの縦走も面白く、アルパインクライミングの醍醐味が味わえる良いルートと思った。1点反省点を挙げるとすれば、VII峰で縦走路からはずれて下に降り過ぎてしまい、クレオパトラニードルを背にIII級程度のVIII峰の壁を登ることになってしまったこと。重いザックも背負っているし、落ちたら三ノ窓谷を下まで転がり落ちることになるので、上部は1ピッチだけロープを出した。(本当は下部も出すべきだったかも。しかし、あのルートはなんだったんだろう。帰宅後登山大系見ても分かりませんでした。)ガイド本を読んで、Cフェースの頭から池ノ谷乗越まで2時間程度と推測していたが、1時間余りで到着。おかげで室堂にも早く戻ってくることができた。

私は、夏の剱も、また室堂から登るのも初めて。雷鳥沢から室堂ターミナルまでの長い階段登りには閉口しました。重い荷物を背負い、3日間の山行の終わりにあの階段を登るのは応えました。途中で60代後半の女性ハイカーやポッチャリ系の山ガールに抜かれても、抜き返せない情けなさ。(トホホ) 最後には雨にも降られて少々へこみましたが、霧の中に室堂ターミナルが見えた時には疲れも吹き飛びました。

はっちゃん、3日間ありがとう。
1月のアイス以来フル装備の荷物を背負っての山は7ヶ月ぶりで、かな~りキツく、ヘナチョコの私は気軽に「また行きましょう!」と言えないのが辛いところですが、あのしんどさを忘れた頃に機会があればまた行ってみたいと思います。
                
スポンサーサイト



Secret

TrackBackURL
→http://chikusaikuzo.blog16.fc2.com/tb.php/314-4204bf2e