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12月18日 I姉さんとH部で広河原沢左俣に行ってきました。

船山十字路まで車で入る中・・・雪が路面にない。先週来た時は路面が氷結していたのに、十字路からも二俣の手前の堰堤付近まで土の道を歩く。二俣も枯れ草の道を左俣に分ける。

本当に大丈夫なのかなあ?という不安をもってF1にたどり着くと、沢の音が薄いF1の氷の下で大合唱している。
今年はまだ氷結状態が早すぎたのかも、と残念にF1を右側からたか巻く。
広河原沢左俣1

10分くらいの高巻き後、沢筋に出て踏みぬきそうな沢を注意深くつめると3,4Mの小滝が現れる。雪も積もっていなく、ロープ無しで何とか登れそう。少し氷結状態に対する不安も解消される。

その後また沢筋を詰めてゆくと7,8Mの滝が現る。
広河原沢左俣2  DSCN1098[1]_convert_20101219122456  広河原沢左俣3

今年の初めは雪で最上部まで埋まっていたのにきれいな状態。今週中に周囲の雪が無くなり、氷の評決は残っていたのでは、と氷の状態に満足して乗り越える。
その先50メーターくらいの所にも7,8Mの滝を超える。

そして最初の大滝まで行くときれいな11~12Mくらいの滝が有り、ロープを出す。ここは始めの傾斜は有ったものの、垂直ではなくプロテクションを余裕を持って取り、抜ける事が出来た。
広河原沢左俣4  広河原沢左俣5

この後広川さんの本に有るチョックストーン滝を巻くのがまた怖かったです。滝には氷は張っておらず右側のなめを登りつめて草付きからちょっとドライツーリーングをかまして滝を巻きました。

10時前に二つ目の大滝につく。
広河原沢左俣6  DSCN1103[1]_convert_20101219122751  広河原沢左俣7

休憩をとり一息入れて登攀開始。大滝に近づくと傾斜が立っていることがどんどん判ってきて手ごわそうな感じ。下部5,6Mは垂直。登っているうちに指先がジンジンしびれてきて大変でした。上部5Mくらいは多少傾斜も緩んで乗り越える。


I姉さんをビレイしているときに指のしびれもなくなったと思ったら猛烈な痛みが指先に出てきてめがくらみました。指の痛みも止み指先もぽかぽかになって着た頃I姉さんももぼりきり、大滝終了

それから沢を一段上がり、簡単なナメ状のゴルジュ帯15Mくらいを超えると沢が開けてくる。
広河原沢左俣8  DSCN1104[1]_convert_20101219123016

(ここで沢は二つに分かれて上に伸び、右側の沢にはきれいに凍った滑滝と、その上に写真では見辛いが少し立った滝がある。)
広河原沢左俣9

ここから御小屋尾根に向かって斜面を登り、尾根上に出る。
まだ時間が有ったので阿弥陀の頂上を目指す事に。

広河原沢左俣10

一日中霧と小雪交じりの天気も頂上では太陽も現れ、富士山、そしてブロッケン(体の周りにぐるっと2重の虹が掛ってきれいでした)、名前は知らないけど太陽の光の下に銀色の柱の様な物が出来たりと自然現象を味わいまくり。I姉さんが誇らしげにボッカで持ってきたザックの中の水を5,6本捨てていました。

コズミックブルーの空に霧が絶え間なく吸い込まれてゆく中で斜面を下り、きれいな夕焼けの後の月明かりに照らされて無事下山完了。

終わってみれば、上部に行くにしたがい滝のコンディションも良くなり一日アイスクライムを満喫できた日でした。 

                                             H部

【追 記】

広河原沢左俣は、千種に入会した年にS我さんと初めて行きましたが、大滝に氷がなくて登れず、且つ時間切れで敗退。H田さんと行った時にも敗退。そして今年の初めにH部さんと行った時には、私が車にアックスを忘れて取りに戻り、時間切れで敗退と、これまで何度かトライしていたものの、上まで抜けたことはありませんでした。

今回二俣に全く雪がなく、いきなりF1を高巻く事になって「また敗退か…」と悲しくなりましたが、めげずに詰めて行くとどの滝も登れる状態でコンディションはまずまず(とは言いつつも、下の方の滝は、まだ氷結は甘かったですが…)。 おまけに雪がないので上の大滝までラッセルは全くなし。その分沢床も凍っていなくて薄氷の上を渡るのは冷や汗モノでしたが、ラッセルに苦しまずに氷を登れるというアイスクライミングには理想的な状態でした。ルート下部の滝が凍っていなくても、ある程度登ってみないと分からないものですね。阿弥陀の山頂を踏むこともでき(因みにH部さんは元気があり余っていたため、山頂までの最後の200m程を2往復してました)、充実した山行となりました。H部さん、ありがとう!

それから、我々が舟山十字路に戻ってきた時、別のパーティーも丁度下山してきて、話を聞くと見晴らしルンゼに行かれたとのこと。氷の状態はまずまずだったそうです。

I佐

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