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長く、そしてうんざりするほど暑かったこの夏。
その名残を留めるように枯れ、紅く色づくこと叶わぬまま佇む広葉樹たち。
それでも夏を越え、数は少なくとも紅く、黄色く染まり始めた木々の間を詰めていく。
奥又上部も紅葉が始まっていた。

ザレ場を抜ける。尾根の上に出る。
滋賀県側が眼前に広がる。
合流場所の朝陽台はすぐ近くだ。遊歩道を少し早い紅葉狩りの客に混じって足早に急ぐ。

12:10。全員怪我なく集合した。
6時間前に分かれた4パーティーはそれぞれのルートの話題に花を咲かせつつ、
今また一つにまとまってフレームに収まった。

雨の予報を覆し、好天に恵まれたこの週末。
CAC25周年記念山行:御在所は無事に行われました。

【行程】
10/16 10:00 先発組、御在所裏道駐車場出発
    11:00 北谷小屋到着、掃除
    12:30 うさぎの耳にてクライミング
    16:30 後発組、北谷小屋到着。先発組も同じ頃小屋帰着
    17:30 夕食

10/17 06:00 日帰り組、北谷小屋着。中尾根登攀組出発
    12:10 御在所・朝陽台にて集合完了、記念撮影
    14:00 北谷小屋帰着、片付け
    15:00 御在所裏道駐車場帰着、解散

【状態】
携帯 : auは裏道登山道ほぼ全域で微弱ながらつながる。docomo、softbankは北谷小屋周辺では×。
兎の耳: 各ルートの終了点はビレイステーション(チェーンとリング)。
     中間支点も整備されている。
中尾根: 各ピッチの終了点はハンガーボルト2箇所。
     中間支点はモンキーフェイス以外ないとみなしたほうが良い。カム必携。
奥又 : 滝の上部はナメになっており、苔がふんだんに生えているため危ない。藪漕ぎのほうがいくぶんまし。

【総括】
個人的に集中登山形式は初めてでしたが、合流できた時は何とも言えず嬉しいものでした。
準備に携わって下さった方々、集まって楽しい時間を下さったメンバーの皆様、そして応援して下さった
会の皆様にはただただ感謝です。
【10月16日 土曜日 晴れ】
先発組:I戸、M藤、I佐、N田、K津
09:00、四日市JC。車の動きがやたらと鈍い。
そうか、普通の家族連れはこの時間に動くのか・・・と気づいたのは遅かった。
風邪でダウンしたH多野リーダーを欠いたN田車は、I佐料理長とK津の3人を乗せて根気良く進む。

駐車場で現地集合としたM藤さん、I戸さんと合流できたのは一時間遅れの10:00。ほんとすんません。
食材や飲み物、そして登攀道具で満載となり、担いだ途端にハッピーな気分になれるザックと共に北谷小屋へ。
北谷小屋は年間10組も利用しないという割には整備がしっかり行き届いており、さほどの掃除も要しなかった。
それに加えて、藤内壁を正面に見据える眺望!!
北谷小屋からの眺望 まさにフロント藤内壁ビューです。旅程補償にも抵触しません


感激しつつもクライミングをしたくてうずうずする面々、しかし腹が減っては戦はできぬ。
I佐料理長にねだると、出てまいりましたはツナとクリームチーズのディップ。
これを掬ってリッツにつけ、山にいるとは思えない優雅な昼食を楽しみました。

それから、徒歩10分程の場所にあるうさぎの耳にてクライミング。
ジャミングの練習にと、カットインコーナー(5.9)でわいわい登りました。
それにしてもこのルート、ジャミングがしっかり効くだけあって、きっちり手の甲に穴を開けてくれました。
うさぎの耳とM藤さん カットインコーナー(5.9)を登るM藤さん。燃えていました

N田画伯 “ヤモリ”を題材にしたカッコイイCAC25周年記念TシャツをデザインしたN田画伯。
                       登り方も“ヤモリ”スタイルで。


各自1本ずつ登り、後発組が合流する時間が近くなったためK津が回収便。
やはり1本目と同じようにジャミングを決めるため、傷口に塩を塗るように穴が開く。わお。

小屋に戻り、夕食の準備をしていると後発組のA清さん、M尾さんが到着。
K野さんは遅れるそうなので前菜からぼちぼち始める。

この前菜から始まる夕食は、昼食に引き続き山にいることを忘れるかのような豪勢さ。
北谷小屋に据付の鉄板を利用し、漬け込んで持ってきたタンドリーチキンに韓国料理の煎(ジョン)、
さらには鮭のホイル焼きにと尽きることを知りません。
そのうちK野さん、そして一度は風邪でダウンしたH多野さんも合流し、締めのうどんに亘るまで
胃袋は喜び、話に花が咲き、藤内小屋の方に鍵を返すときに釘を刺される程時間を忘れて楽しく過ごしました。
夕食風景 ほっぺたが落ちるというのはこういうことか・・・!

【10月17日 日曜 曇り時々晴れ】
夜半からやや雲が出ていたものの、夜が明けると天気は保ちそう。
朝食はローストチキンとアボカドのサンドイッチ。登る気満々のI佐さん、N田さん、K津を除く皆さんは
前日のアルコール攻撃にやり込められ、折角のサンドイッチもやや苦しそうに召し上がっておいででした。
朝食 山にいることを忘れる・・・否、そもそも地上でもこんな素敵な朝食は食べたことがない。

そのうちに日帰り組のK澤さん、T姉さん、H部さんが到着。
参加予定のK島さんがやはり風邪でダウン、また登攀組に入る予定であったM尾さん、M藤さんはグロッキー・・・ということで、パーティー編成を変更。
前尾根1組、中尾根2組の予定を中尾根2組に絞り、登攀組は6名に。
M尾さんはI戸さんと国見峠を越え、上水晶谷方面を逍遥。
A清さん、M藤さんはうさぎの耳で登った後、12:00の朝陽台集合に合わせて裏道で山頂へ。
H多野さんは無理をおして小屋まで上がったのが祟り、体調不良で下山。K野さんは用事で下山。

登攀組はT姉さんを除き中尾根初体験でした。
T姉さんも3ルンゼからのアプローチだったため、一壁経由のアプローチは手探りとなりました。
モンキーフェイス(5.10a)にたどり着いたものの、あまりのスラブっぷりに転進してノーマルルートの取り付きに。

モンキーフェイス5.10aにトライするK津氏 下から見ると登れそうだったが、実際はかなり手強かったモンキーフェイス。

以前はモンキーフェイスから岩の基部を巻いていけばそのままノーマルルートに着いたようですが、途中に大き目の落石がチョックストーンとなり現在は通行止めとなっています。さらに下り、藪を3ルンゼまで一旦下りる必要があります。
そうこうするうち藪との戯れが過ぎ、取り付き到着は08:40となってしまいました。

さっさと準備を終え、I佐、N田、H部チームはH部さんリードで先行。

P4リードするH部さん P4リードするH部さん。

K澤、T姉、K津チームはK津リードで追います。
ザックをずりずり挟みながらP4を抜け、P3も抜ける。

P3リードするH部さん P3リードするH部さん。

P3登るN田さん 「難しくて何回も泣きそうになった~」と言うわりにはサッサと登っていったN田画伯。

P2フェイスとの間はツルムのコル。懸垂下降となる。
P2は取り付きが一部崩壊しており、昔はバンドまでトラバースしたようですが危ないです。
時間もないため中尾根登攀は打ち切り。奥又へトラバースし、そこから山頂へ抜けることにしました。

P3ツルム P2取付 P2取り付き

左:P3のチムニー(Ⅴー) 中央:P2取り付き  右:同じくP2取り付き。岩がごっそり落ちている。


徐々に傾斜が落ち、ナメとなった滝には苔が満載され、抜けると最後はザレザレと最後まで油断ができません。
特にザレ場は大きめの岩が内蔵され、掘り出した人には漏れなく「ラクッ」コールを叫ぶ権利が与えられます。
ザレは早々に脇に逃げ、木の生えている場所を登ったほうが安全です。
奥又落ち口より四日市方面 奥又上部遡行中 奥又終了点より展望

左:奥又の滝落ち口より四日市方面 中央:奥又上部ナメを遡行中 右:奥又抜けた場所より来た方向を振り返る

冒頭でも書いたとおり、紅葉はいまいち。猛暑の影響は意外なところに出るものです。
結局懸念された雨も降らず、山頂で無事合流。
片付けもスムーズに終わり、好天の下解散。
皆さん、ありがとうございました。

CAC25周年記念写真 山頂で記念撮影。

  
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