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もうずいぶん前だったか、槍・穂高を素早く駆け抜けた記録を見かけた。
それがどれくらいの時間だったかは忘れてしまったがその頃の自分には「ありえない」ものでした。
それからいつかはやってみたい宿題で長く頭の中にあった計画だったがなかなか実行に移せていなかった。
先日A清さんの記録に大いに刺激を受けてようやく宿題を終えることができました。

【行動記録】
18日  ロープウエイ最終便で入山 西穂山荘まで
19日  00:00西穂山荘発  05:00北穂小屋  05:30北穂小屋発  08:00槍ヶ岳山荘
      09:00槍ヶ岳山荘発 11:30新穂高着


連休初日、民族大移動はすでにピークに達していてロープウエイ最終便に間に合うか心配だったが
なんとか15分前にチケットを購入し、今回の計画の挑戦権を逃さずにすんだ。
西穂山荘は芋を洗うが如くテントも人もぎゅうぎゅうで僕は夜露がしのげる軒先の片隅でツエルトをかぶって軽く寝た。
短いがぐっすり寝た感じだったし疲れもないので時間は早いが目が冴えてしまったので出発することにした。

真っ暗の中ヘッドランプを点けて歩き出す。
ガスっていて時折右往左往するもペンキの矢印と○印に導かれてなんとか進む。
風も強く、寒いことこの上ない。
短パン薄い長袖では我慢できず、雨具を着ることに。ダウンも着込んでしまった。
暗いので当然見通しも効くわけもなく距離感もつかめず、あっという間に西穂に着いてしまった。
ジャンダルム手前だったか少し広めのテラスで着の身着のままでビバークしている2人を発見?
一瞬遭難?と思った。明るくなってから動くと言っていたがどうしたかな~。
動いていても寒いのによくこんなところで座ってるな~と関心したり、心配したり。
この二人にとってツエルトがあればもう少しマシな夜だったはず。
そうこうしているうちに奥穂に到着。まずは第一関門突破。
たぶん悪場も結構あったはずだが真っ暗なので怖さもなく、またジャンダルムを登ってるっていう感覚もなかった。
越えてきた峰々
真っ暗の中越えてきた峰々を振り返る

動いてはいるものの体が芯から冷えてしまっている状態で頭がボーっとしてくる。
補給もしているからシャリバテじゃなく低体温症の兆し?ちょいフラフラしていた。
少し薄明るくなりだした頃に北穂に到着。
A清さんとM尾さんとの熱い抱擁みたいなのがあればこの冷えた体も暖まったかもしれないが
すぐさま売店へ向かい温かい物を求めカップヌードルを食べた。贅沢などと言ってられない。
胃も心も少し落ち着きを取り戻したようだ。
ここで30分の長い休憩を取った。遠くには目指す槍ヶ岳。やはりいつみてもこの景色はいいもんです。
明け方の槍

キレットを越えればあとはやらしいとこはなく、ひたすら槍ヶ岳を目指すだけ。
南岳から大喰岳までは比較的緩やかな箇所が多いのでちゃんと走ることができる。
目標にしていた8:00に槍ヶ岳山荘に到着。第二関門突破。
当然何年かぶりのピークに行こうと行列に加わったが待てど暮らせど進まないので諦めた。
下へ降りてここでもゆっくり休憩し温かいコーヒーもいただくことにした。

ここで折り返し。ケガに気をつける意味でも今一度気合を入れ直して新穂高を目指す。
浮石も多く気が抜けないがリズムをつけて下る。
途中の水場で喉を潤しながら槍平へ。早く終わりたいのでここはすっ飛ばす。
滝谷、白出沢と通過しようやく林道へ出た。
穂高牧場が見え最終コーナー回った終盤は膝や腰にも疲れが出てきてつらかった。
新穂高ロープウエイの駐車場が見え、バスターミナルでフィニッシュ。

約半日。膝も痛くならずなんとか動けたのはありがたかった。
それとこの計画を実行できたことがうれしかった。
A清さん、感謝しとります!

別にハセツネのためじゃないけど、甲斐駒黒戸・八ヶ岳・槍穂でのスピード登山はなかなか楽しかった。
あとは本番で完走するのみ。でも70kmは長いよな~。


N村

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