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7月24.25日でK也さん、H部で幕岩畠山ルートに行ってきました。

24日
3:30七倉出発―7:40取り付き(登攀開始)―12:51大チムニーとの分かれ目―17:13松本ルート50メータピッチ終了―19時ごろ(ほぼ日没)上部暖傾斜体―20:30ビバーク準備完了(就寝)

25日
4:40起床―懸垂支点探し・懸垂下降7ピッチ―12:34 B沢着―16:46高瀬ダム―18時ごろ七倉帰着

二日間非常に激しく水も無くなり、疲労困憊する登攀でしたが、無事帰ってくる事が出来て何よりもよかったです。

初日、取り付きまでは快晴の中沢筋をたどり到着。

1ピッチ 草ボーボーのゆるい斜面を50メーター伸ばしてビレイ。リングボルト2本
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2ピッチ ここも1ピッチより草ボーボーで傾斜が出てくる。左の岩稜にボルトがあったため迷い込みそうになるが正直に斜面の凹角部分50メーターいっぱいを伸ばして木でビレイ。ふと後ろを見ると草に隠れてリングボルトが3本ありました。

3ピッチ K也さんリードでハングに向かい、外れそうな岩を拾いながらフリーでハング下の所まで伸ばし、そこからボルトラダーに沿ってエイド。下部、上部2段のハングで下部は腐ったハーケンがありヒヤヒヤもの、上部は手の届き易い間隔でボルトがありこのピッチをぬける。
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4ピッチ 3ピッチ目のハングを超えて右に伸びる凹角に添って登る。始めのカンテに乗り移る所のに移る所のフリーがホールドを探しつつ緊張した登攀。終了点手前の岩ののっこしもなかなかホールドがあまかったです。リングボルト2本・RCC2本?(たぶん・・・4本は確実にありました)
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5ピッチ目 グレードがⅤ級だったがこれは始めの15メータくらいの怖ーい草付き登攀につけ低グレードだと感じました。草を持ったり、草の根の土がホールドになったり、違う意味で抜けそうに怖い(汗)。その上の凹角はとても快適に登る。左右にステミングを効かせ終了点に。
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6ピッチ目 左に見える草付きに添ってこれまた草ホールドを効かせて15メーターほど登ると、エイド用のリベットと、テープの巻いてあるリングボルトがある。エイドして、背を一杯伸ばして木に手を伸ばし木のぼりの始まり。20メーターほどの木登り。木の中なのでロープな流れも悪く、木にしがみついて樹林帯をぬけると終了点。リングボルト2本
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7ピッチ目 緩傾斜した斜面を上部岩壁に向かって50メーターいっぱい伸ばす。心地よく歩いてゆけるくらいの感じだが、中間支点にボルト1本しかないので落ちないように注意。木ビレー。
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8ピッチ目 左の方に行くと大チムニールート、正面のチムニーを触るもののちょっと悪い感じがしたので、岩稜隊をがら右に巻き、木で支点をとりながらピッチを伸ばす。(終わって振り返るとこの悪いチムニーが正規ルートだったと感じます。)ロープがあと5メーターで垂直の斜面にボルトラダーが上まで伸びているのを見て終了点として、木ビレー。

9ピッチ目 K也さんリードのこのピッチ。ボルトがとても遠い!始めの2,3本はアブミの2段目ですんだが、その上はアブミの一段目の連続。しかも浅打ちばっかで、よ~く見るとリングボルトのくさびの二つに割れた部分が岩の外に見える(涙)下部ボルトラダーを20メータ超えると中間部は垂直の階段状岸壁でフリーとエイドの入り混じった状態。最後はアングルサイズのリスが姿を現し、ロープいっぱい伸ばしていくものの一か所アングルの抜けた所があり進めなくなる。少し下降してリングボルトを打って支点を作り、H部もそこまで登り合流。ここからH部がアングルを打って(初めてのアングルだった)一歩上がると3メーターくらい上に重ね打ちのハーケンとリングボルトの終了点があった。約2時間半をついやしたピッチでした。恐らくルート図で見る限り、松本ルートに入っていたと思われます。
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10ピッチ目 目の前のリッジを超えて左に斜面が続いていると予想される凹角に向かってピッチを伸ばす。K也さんも疲労困憊の様子。H部ものどカラカラ。

11ピッチ目 凹角左の木を頼りに登り始める。ここから上部樹林帯岩壁で傾斜の強い木のぼりの始まり。とにかく一番上のハングした壁の左側に回り込むようにと、左斜めに向かってピッチを伸ばしたのでロープも重く必死で登る。最上部ハング体の下に出て大きめの杉の木でピッチを切る。このピッチでおおよそ抜けたいと思ったので焦燥感に駆られる。

12ピッチ 最上部ハング体下を5メーターほど左に行って木のぼりでまた進む。ロープの流れが11ピッチより格段に悪くなり40メーター伸ばした所で最後の凹角にステミングを効かして下に引き落とされそうになるのを食いしばって、緩傾斜体に到着。下のK也さんとはホイッスルでビレー解除、登るコールを取り合う。K也さんが登ってきたときには日没。木ビレー。

13ピッチ 傾斜も相当緩くなり、緩傾斜たいを2本木でアンカー取ってさらに上部に。

14ピッチ 懐中電灯を出す。もう1ピッチだけロープを伸ばすことにしてだ緩傾斜を登る。K也さんいわく13ピッチの終わった所にテープが木に巻いてあったがここが懸垂地点に続く見てではなかったかとの事。

登攀を終えて右陵を目指すがくらい林の中では方向が定まらず、緩やかな草の斜面でビバークすることにする。ツェルトを出して、上着を着て合羽をかぶってねる。K也さんの水が尽きて、H部の水を分け合う。夜間体の水分が無くなったせいか、H部の両足がつって目が覚めて草の上を転げまわる。こんな痛いつり方は初めての経験。

2日目 4:40分に鳥の声で目覚める。のどが乾いていても寝れるものだと安心して。軽い行動職をを食べて出発。
ブッシュ体をかき分けながら下降地点を探す。1時間ほどかき分けてルンゼに出てここを1ピッチK也さんが懸垂するが何も支点が見当たらずひっしのおもいで登り返す。今自分たちが居る後ろのピークが右陵だと思ったが、登ってくるときに見えた角度と違うし、こんなに高くも無いのでここは右陵ではなく、幕岩の頭と推測してひとつ手前のピークに向かってまた下降地点を探しに行く。
スラブ体を一か所ロープを伸ばしてトラバースした所の木に懸垂に使用したと思われるロープスリングを発見。ここから7ピッチの懸垂の始まり。
2回目の懸垂を降りたところで下部岸壁が見えないような切り立った感じがする所に出る。木に登り左右を確認する。左側に一本斜めに下りたところにある木をつなぎ左の樹林帯に降りれば樹林帯が下まで続いている。右側は全く見えないので左の木に向かい懸垂開始。
ところが5メーターほどブッシュをぬけて懸垂で下ると右側にも樹林帯が続いている事が判る。ここで方向を右寄りにとって下降。有るける傾斜たいについてまた懸垂のできる木がある所まで有る行きながら下る。4回目の懸垂は左右を小尾根に囲まれた谷状の所を真下に向かって懸垂。ルンゼの中に降りてK也さんを待つ間、岩から苔を伝わって滴る水を一滴一滴飲む。葉っぱをちぎってで受けて飲むとうまく飲めました。
5回目の懸垂でこの谷間の下まで降りて、リングボルトが3本ある支点を発見してかなり安心。6回目は大きな杉の木にカラビナ二つの支点さらに安心。7回目でようやく下まで降りてこれて人が歩いた道に出る。
ここからB沢まで20分ぐらい歩き、12:30頃昨日着た場所に戻る。
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二人とも一生懸命水を飲みぐったり休む。立て続けに3リッターくらい飲んで高瀬ダムに向かってゆっくりと沢を下る。高瀬ダムに着いたのは17時に近い時間でしたがなんとか無事帰ってこれました。
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とても厳しい登攀でしたが、不安や緊張感を持ちながらすごした2日間は良い経験になりました。
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