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穴毛谷二ノ沢と奥壁を計画していたが、残雪が多そうだったので
KKさんお勧めの中又白谷と4峰正面壁に登ってきました。
4峰では北条新村ルートのつもりが、間違えて甲南ルートに取り付いてしまいました。
ルートはおもしろいんですが浮き石が多く、あまりお勧めできませ~ん(^_^;)

<日程>
24日 上高地5:20-8:00中又白谷F18:20-10:30F2-13:00F8-19:00奥又白池
25日 奥又白池4:20-5:304峰甲南ルート取り付き6:00-13:00終了点13:20-14:204・5のコル-16:20松高ルンゼ口-17:50上高地

<メンバー>
1川、タロ

(24日)

中又白谷は、新村橋西詰から治山林道に出てすぐ左手に見える小さな沢だ。
白い石を踏みしめ、倒木をくぐりながら1時間ほどでF1取り付きへ。
今年は残雪が多く、大きなトンネルの空いた美しいスノーブリッジが残っていた。IMGP4735_convert_20100730090728.jpg

滝の落ち口には近づけないので、傾斜が緩そうに見えた右手のブッシュ壁を登り始める。
壁が立ってきたところで、ロストアローとエイリアンで支点を作りロープを結んだ。

急な岩溝沿いに40メートル上がるが、中間支点をとれず悪い。2ピッチ目は歩いてF1上に。
F3、F4はでかい岩が行く手を遮る。IMGP4742_convert_20100730091303.jpg

F3は、ルート上でひとつだけあった残置ボルトを使って越え、
F4は1メートルぐらいの太い倒木を立ててその上に乗り、キャメロットにアブミをセットして越える。IMGP4744_convert_20100730091406.jpg

F7はきれいな滝。流れの途中のバンドを右から左へ越していく。IMGP4749_convert_20100730091610.jpg

もう一ピッチすっきりした岩を登り、F8の下に出る。

右手洞窟の上の壁は登れそうに見えるが、ここは慎重に右岸の支尾根からまく。IMGP4753_convert_20100730091720.jpg

(ちなみに、F8上の台地状テラスにうじゃうじゃいる「かみつきアカアリ」に注意。
どんどん体に上ってきて次々かみつきます。セカンドをビレーしている最中に20回はかまれました(>_<))
その上にもいくつか滝が続き、気持ちの良いシャワークライミングを楽しむ。IMGP4755_convert_20100730091825.jpg

突然視界が開け、でっかい300メートルほどのスラブが見えた。IMGP4758_convert_20100730091925.jpg

これを見に来るだけでも気持ちの良い沢です。

ノーロープでスラブを越え、急斜面になる最後のところで左岸のブッシュに入っていく。
手がかりが少ない凹角で悪い。トップはノーロープで登り、セカンドのためにロープを垂らした。
そこから2時間弱の藪こぎとルンゼ登り。ルンゼをたどると奥又白池の真横に着いた。
十三夜の明るい月が出迎えてくれた。


(25日)北条・新村ルート→甲南ルート

夕立が怖いので、暗いうちに出発しようと2時45分に起床。
しかし、昨日はあれだけジャージャー流れていた水場が
朝は水滴がポタポタ落ちる程度しかなく20分ほど水くみでロス(T_T)
それでも1リットルしかくめないため、たまり水をすくってプラティパスに詰めた。
歩き出し1時間ほどで4峰取り付き。IMGP4761_convert_20100730092034.jpg

雪が多く、簡単にシュルンドから下りられた。

計画では前穂頂上経由で上高地に戻る予定だったが、体力的なことを考慮し
テントなどを取り付きにデポ。4峰を登って戻ることにした。
岩屑だらけの地点から取り付くが、ちょっと上過ぎたようだ。
岩場を左向きに1ピッチトラバースし、正しいルートに戻った(と、その時点では思っていた)。
ナイフブレードとエイリアンでアンカー作成。
2、3ピッチ目はバンドに沿って右上。岩は崩れやすく気を遣うし、残置支点はほとんど見あたらない。IMGP4766_convert_20100730092141.jpg

3ピッチ登り、唯一安定したテラスに着いた。IMGP4772_convert_20100730092241.jpg

これがハイマツテラスなら、核心のハングがあるはずだが・・・
苔むしたボロボロハングしか見えない。おかしい。

バンドは右に続いているので、もっと上かもしれないと思い、もう1ピッチ右上。IMGP4773_convert_20100730092344.jpg

途中、岩屑で足が滑り足ブラになる場面もあり冷や汗をかいた
大きなピナクルのあるレッジでピッチを切る。
ここでやっと「ルートが違う」と確信した。(遅すぎだって!)
持参した「日本の岩場」のトポをじっくり観察し、
概念図の甲南ルートの途中にピナクルの表記があるのを発見した。
登ってるルートが分かって、半分安心、半分不安。

ルートはそこから傾斜がきつくなり、上の方にさびさびハーケンがいくつか見える。
よく分からないが、それに導かれるように登ることにする。
途中、赤エイリアンとキャメロット2つにアブミとスリングを付けてハングを乗っ越す。IMGP4781_convert_20100730092445.jpg
安定したテラスで、エイリアン2つとトライカムでアンカー作る。
次のピッチは7メートルぐらいのきれいなスラブがあり、残置ピンが多かった。アブミでA1。
もう1ピッチ登ったら傾斜が緩くなり終了点とした。

少し登って、右にトラバース。北尾根の縦走路に出て、4・5のコルから雪渓を下降。
デポを回収し、中畠新道経由上高地に下山した
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