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2010.03.24 谷川東尾根
たまには登っている事をアピールしないと忘れられるかもしれないと思っての投稿です。(笑)20-22と富士山での氷雪研修会があったので遅くなりました。

3月12日(金)晴れ
15:30高山発
20:30ロープウエー駐車場着

一の倉沢1の沢右壁左方ルンゼを登りたい、そしてあわよくば山頂まで繋ぎたい。谷川岳登山条例で今年は23日に入山が禁止されると知り、急に思い立って行ってきました。13日の天気はあまり良くないけど氷だけにしておいて14日に山頂まで登ってもいい、そんなスケジュールです。

3月13日(土)晴れのち曇り(雨、あられ、雪、途中ホワイトアウト)
04:00登山補導所に登山届けを提出
08:15シンセンのコル着
12:30山頂
14:30下山

ロープウエー乗り場は床暖房が効いて大変居心地がいいのだが(無料開放、但し駐車料金は一日1000円)一般登山者とスキーヤーでごった返してきた。しまった、認識が甘かったと思っても後の祭りである。宴会も2時過ぎまで続いていて寝れなかった。3時に起き出し静かに準備する。ヘッ電で歩き始めてすぐの登山補導所に届けを出す。一の倉沢までは1パーティと単独3人(カメラマン1人)計6人がばらばらに進むが、皆出合いでストップしている。1人で一の倉沢に入ると左岸からの底雪崩のデブリがすごい。目の前に落ちてきたのは何年前の事だっけ、その時の緊張感をとても懐かしく思い出した。明るくなってきたコップや烏帽子、滝沢リッジなどを一望しながら1の沢に入る。右壁左方ルンゼは一の倉沢出合いから1時間ほどで出合うが真っ白である。ラッセルしながらの雪壁登りに終始しそうだし下るのも癪だ。そのまま登る事にした。つらい急登が続く。振り返ると6人後続がいる。東尾根シンセンのコルに着いて休憩していると「トレースありがとうございました」と女性が到着。聞くと横浜のベルニナ山岳会だと言う。知り合いが何人かいて60周年記念式典にも招待してもらった会だが、今どき6人でバリエーションとはさすが。じゃお先に、と先行する。ロープを使わないのでここからは落ちたら助からない草付きや雪壁の急斜面、雪庇が続く。ガスってきたのでムービーも撮れないし、雪庇との境が良く見えないから全神経を集中しながらだましだましの登行が続く。彼らに素晴らしいルートファインディング、トレースを提供しなくては。2回ばかり岩陰でビバークしようかと迷ったが時間もまだ早いし、せっかく神様が提供してくれたガスった東尾根だ。自分を信じて進む。雪庇を切崩し、ぎりぎりのバランスで乗っ越したところに「オキの耳」の標識がポツンと立っていた。もう一つのピーク、「トマの耳」には肩の小屋から来た若者が3人いて「相当な変態ですね」と祝福してくれ、僕の写真を撮っていた。山頂で会った変態おじさんとか言ってブログにでも載せるんだろうか。ベルニナの代表が天神平スキー場で雪洞の指導をしてると聞いてたのでそちらに下るが、会えずじまいでロープウエーで下山。易しい尾根でも条件次第でこれだけ難しくもなる。これだけ神経を張り巡らし無心になって登ったのはどれだけ振りだろうか、心地よい満足感に包まれて帰宅した。
谷川がガスるのは有名だし同じグレードでも他所より難しいと思う。ベルニナさんのように、こんなクライミングを仲間と共に楽しめたら素晴らしい。
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