fc2ブログ
こんばんは

原田です。
本日、9/30、勝野さんと前尾根行ってきました。

P5 20130930

天候は、まずまず、朝7時より裏道登山口より登り始め。
8時に、前尾根取り付きに。

藤内小屋で、蜂の巣がP7の倒木にあるからって、教えてもらった。
現場に行くと、やはり、怪しい殺気が漂ってる。
まだ、日が差していないのか、活動はない。

P7蜂の巣 20130930
倒木のような寝たこの木の穴に蜂の巣あり

そんな訳で、巻く具合のところから。
P7取り付き 20130930

本日は、月曜ってことで、他には3人組、1グループのみ。
P7で一緒なぐらいでした。

本日の課題、ミッションは、システムを学ぶ。
その舞台が前尾根。

セルフビレイ 20130930

1ピッチ、1ピッチと繰り返しの中で、ひとつひとつ丁寧なご指導を
ありがとうございました。

最終点 20130930

無事、最終地点まで到着。
すでに、14時近く。
一壁は、今日は、あきらめ、さくさくと下り、15時裏道登山口へ下山。


スポンサーサイト



1皮です。奥穂南稜に1人で登ってきました
雨予報でしたが、台風と大陸高気圧が南北から押し合って1日持つのではと予想
結果的に雨に降られることはありませんでした

中ノ湯4:30~5:10上高地~6:20岳沢小屋~6:50取り付き7:00~10:00奥穂頂上10:10~11:00天狗のコル11:10~12:00岳沢小屋12:10~13:10上高地~13:40中ノ湯

中ノ湯をママチャリで出発。日の出が先週より確実に遅くなっている
岳沢登山口に駐輪。そのまま歩き、岳沢小屋からすぐ東側の沢に入り北上
大滝手前に200~300mぐらい雪渓が残っており、アイゼンを装着
大きなシュルンドを避けて、右岸で側壁に下りた
トリコニー方面にまっすぐ伸びる逆層ルンゼを登り始める
グレードは2カ所で3級ぐらいか。あとはただの歩き
P1000666_convert_20130927010215.jpg取り付き。左手の鞍部へ登る


トリコニー下のスラブ壁にぶつかったところで、右の踏み後へ。
数回ブッシュにつっこんでしまったが
そのたびに戻って隠れた踏み後を探したらすぐに見つかった
南稜の稜上に出た所で、5mぐらいの垂壁に行く手を阻まれた
戻ろうかどうしようか迷ったが、岩に一歩登り右手の下を覗くと
緩傾斜のルンゼがあるのを見つけた
垂壁を右手に回り込むように下降、しっかりした踏み後のあるルンゼに入った
あとは南稜の頭まで歩くだけ
トリコニーの岩場に入るとガスに包まれ、
南西の下方向からヘリのホバリング音が聞こえ始めた
コブ尾根か、ロバの耳辺りから人が落ちたのだろうか
南稜の頭の手前まで、ヘリは飛び続けていた
岩は至って簡単。ロープとガチャは今回もただの重りと化しました
P1000671_convert_20130927010348.jpgスラブ壁の下を右手に行ったP1000676_convert_20130927010504.jpgトリコニー1峰。岩は簡単

意外に早く頂上に着いたので、計画を変更し、天狗のコルから岳沢に下りることにした
奥穂~西穂の稜線は、数年前に通った時には登山道を示す丸印が少なく、
何度か道に迷った半面でルートファインディングが楽しめたが
今回は10mおきぐらいに無粋な丸印と矢印だらけ
自分で道を探して歩くという登山本来の楽しみを奪うのはやめて欲しい
天狗のコルからの不安定な岩屑の道などを経由し、中ノ湯まで下りた
P1000692_convert_20130927010617.jpgジャンダルムを越えて。右手はロバ耳
P1000702_convert_20130927010655.jpg上から迫ってくる雲。下辺が一直線で、なんか不気味

こんにちは
原田です。

立山三山の縦走計画の下、9月22日に行って参りましたので、
ご報告、投稿します。
立山20130921夕焼け
9月21日は何もかもが見えるほどの快晴、赤立山

【9月22日行動記録】
室堂山荘6:30~9:00剱御前小舎9:15~9:50別山10:15~11:10真砂岳~12:00富士ノ折立12:15~12:40大汝山12:50~13:00雄山14:00~15:00一ノ越15:15~室堂16:00

9月21日
名古屋から富山、室堂までの移動日
移動日といってもあまり遅く出ると一宮あたりで渋滞に巻き込まれてしまうので、
朝7時発、のんびりと北上し、11時半頃に富山イン
立山駅まで車で行く予定だったが、
この連休では満車で一杯だよってことで、駅前に車を停め、富山電鉄で向かうことに。
ちょうど昼なので、まずは寿司、そして一杯、また一杯、さらに一杯
そんなことをしていたら13時過ぎ
電車、ケーブルカー、バスを乗り継ぎ、室堂16時前に到着
今夜の宿泊先は、、、あそこだ。室堂山荘
近すぎるので、みくりが池等を経由して、17時山荘へ。

剱御前を指す20130922
「明日はあそこから登るんだぞ」っていってます、シャモニ-にもありましたね

みくりが池撮影20130922
逆さ立山を撮影するのに必死な私。。

こんな素敵な景色の日でしたが、
相部屋地獄をよくよく味わいました。

ものすごいイビキさん

男性の方と思っていたところ、他の相部屋の方が、
「昨日、すごかったなぁ!あれ、あのおばさんだぞ」って、
なんと!
出発の時には、平然と手を振る大物でした。

9月22日
5時起床、6時朝食、6時半出発

本日の天候は、晴れたり曇ったり
雲が高く、視界は良好で、槍ヶ岳もばっちり見えてました。

今回は、室堂から剱御前を経て、雄山へ向かうルートを選択。
その理由は、最後に、雷鳥沢から室堂への登り返しがやだなぁと思ったことから。
しかし、山荘で予定ルートを伝えると、逆だなって言われたり、
現実にも稜線上では、雄山方面からの方が多く、待ちばかり、
いわゆる渋滞続きでした。。
そう、タイトルの意味は、ここにあり。
縦走っていうより、前方からの方々を待つことが多かった立山でした。
連休真っ只中だから、しょうがありませんね。

そんな渋滞もあったりし、一ノ越に到着したのが、15時に。
浄土山方面はガスってきていたし、時間的に如何かと思い、ここまでとし、室堂へ。

その後は、バス待ち渋滞を経て、富山駅へ到着19時過ぎ。
軽くシャワー後に、富山の街へ。

お寿司がとっても美味しい富山でしたってのが、今回の感想です。

雷鳥に会えた地点20130922
このあたりで雷鳥と出会いました 新室堂乗越付近

別山北峰からの剱岳20130922
別山北峰からの剱

真砂岳20130922
振り返ると真砂岳と縦走の方々
N素さん、N村さん、岩佐で、田立不動岩に行ってきました。

アプローチはロクスノに載っていた通り、岩場まで大体1時間半ほどのハイキング。
よく整備された道で歩き易く、きれいな滝が沢山あってアプローチも楽しめます。

ルートの詳細は、みなさんが行かれてからのお楽しみということで書きませんが、
10台前半でも意外に悪かったりと、グレードは少し辛めなのかもしれません。
取り付きも壁もお日様がまともに照りつけるため、まだ時期的には早い感じ。
10月後半くらいからが適期と思います。
また、岩のてっぺんにはハイキング道を使って、歩いても行けます。

暑い暑いと言いながら「雨上がりの夕暮れに」と「これより木曽路」の2本を登りましたが、
この日のハイライトは「これより木曽路」の2P目5.10d。
悪いクラックをつなげて登る恐怖の35mでN村さんが大奮闘。
見ている方も手に汗握るクライミングでした。

tadachifudo130922a.jpg
雨上がりの夕暮れに 1P目

「これより木曽路」の3P目は5.8ですが、ブッシュで面白くなさそうなので
代わりに「ツル次郎の夏」の3P目5.11a/bのスラブをN素さんがリード。
「持つ所がない~」と言いながら、久しぶりのクライミングということもあって
とても楽しそうに上に抜けていきました。

tadachifudo130922b.jpg
これより木曽路 1P目

tadachifudo130922c.jpg
これより木曽路2P目出だし。 

tadachifudo130922d.jpg
これより木曽路2P目続き。個人的にはこのピッチの全てが核心?(笑) 

tadachifudo130922e.jpg
最後のピッチはツル次郎の夏の3P目にあたるスラブで締める。

時間があれば「山男純情」も登ってみたかったですが、取り付きへの行き方が
わからず断念。いつか機会があったら登ってみたいと思います。

久しぶりにN素さん、N村さんと登れて楽しい一日でした。
N村さん、遠路はるばるお疲れ様でした。
N素さん、運転ありがとうございました。次にご一緒する機会を楽しみにしています。

tadachifudo130922f.jpg
不動岩全景。北アルプスのあの岩場に似てませんか?

吉川です。

御在所岳の砦岩に行ってみました。

メンバーは上手さん、宮崎さん、僕。

初めての岩場なので楽しみです。

8:00中道登山道登山口集合。
車がいっぱいで御在所岳の人気さを物語っています。
まずは中道登山道をひたすら登る。個人的には昨日の疲労が抜けきれず、登りがつらい。あまり暑くないのが救い。

おばれ岩を通り過ぎて少し歩くと、分岐。藤内沢方面に「立ち入り禁止」の看板がある道に入る。

しばらく下ると、立岩(?)に到着。我々はこの岩を左下に下ってしまいましたが(悪い箇所を歩くことになる)、これは間違い。右の踏み跡を下るのが正解。帰りに気付きました。
こっちを下ってはだめ20130923
↑こっちを下ってはだめ。

9:00固定ロープが張ってある箇所を下り、少し迷いながらも藤内小屋の見える場所に到着。既に一仕事終えた気分。
藤内小屋が見える20130923
↑この後ろが砦岩。

砦岩は上段と下段に分かれており、最初は上段のエリアを登ってみました。

上段はロケーションも良く、風が吹き抜けて気持ち良い感じです。

三毛猫20130923
↑三毛猫5.9
最初はガバフレークを快適に登り、中盤で迷うのが核心。最後は傾斜が緩くなるが気が抜けない。

上昇気流に乗って20130923上昇気流にのって20130923
↑上昇気流に乗って5.10a
出だしが核心。高度感があって気持ち良いが、最後が怖い。怖い怖い怖い。

この次にアーリーバード5.10bに取り付くも、意味不明。無かったことにする。

砦クラック宮崎さん20130923砦クラック20130923
↑砦クラック5.10a
5.10aクラックなんて絶対難しいと思い敬遠していたが、宮崎さんたっての願いで取り付く。気持ちよくて登りやすいとの事だったので、全員取り付きRP!

砦クラックツー20130923砦クラックツー宮崎さん
↑砦クラック2 グレード不明
グレードは分からないけど今なら登れる気がする。と宮崎さん。さすがメンタルの塊。グレードが分からないというところが面白かったとのこと。しかし意外と砦クラックより簡単っぽい。全員RP。


実際ここまでみんな調子良かったんです。簡単なグレードとは言え、オンサイトとレッドポイントの嵐が吹き荒れてたし、ロケーションの良さもあいまって、一同のテンションも上がっていました。

それでは、ご案内しましょう。魔の下段エリアへ…


下段エリアは上段とは打って変わって鬱蒼とした森の中。花崗岩のオブジェが怪しく林立します。

オードブル20130923
↑オードブル5.9
5.9なのに……最初に上手さんが取り付き、二個目のボルトの先でいろいろ試すも、進退窮まる。次に宮崎さんがその先のムーヴを考案するも、惜しくも失敗。最後は、二人のムーヴをじっくり見てきた僕。宮崎さんムーヴには成功し、3つ目のボルトにたどりつくも、結局その上に上がれず。だって持つところ何も無いもん。その後回収のためにA0で上がろうとするが、それもできない!難しすぎる!「上手がつき、宮崎がこねし完登餅、座りしままに食うは吉川」とはならず、結局誰も天下は取れずに終了。
回収は長谷川さんが考案したという「栗きんとんエスケープ(宮崎さん命名)」で回収。これは画期的。

この時点で16:30。
最後に何かを気持ち良く登る時間すら無く、下山しました。17:30頃下山完了。
最後の最後に5.9に撃沈するという結果に終わり、非常に悔しい気持ちが残ってしまいました。あーー悔しい。


岩の感想。
風が吹き抜けるので夏でも涼しいそうです。アプローチはちょっとありますが、人も少ないと思うのでなかなか楽しめると思います。ロケーションが良くスケールもそこそこのものもあり、結構楽しい岩場でした。初級者にはちょうどいい岩場になると思います。ここを開拓してくださった方には本当に頭が下がります。ありがとうございます。


立岩20130923
吉川です。

根性を叩き直そうと思い、釈迦ヶ岳の松尾尾根をボッカトレーニングしてきました。

前日の夜、僕は荷物の準備をするため、ダンベルや水入りペットボトルなど思いつく限りのものをザックに詰め込んでいました。予定は20~25kg。準備を終えてガシャンと体重計に載せ、メモリを覗くと…「33㎏…」
普通だったら迷わずやり直すのですが、ここで無駄な闘志が湧いてきました。
「やってやろうじゃないの!30㎏超」
今思えばこのときの僕をぶん殴りたい。

5:00鳥居道駐車場
孤独と暗いのが怖いので明るくなるまで仮眠。
5:30出発
希望荘の脇を通って東海自然歩道を朝明渓谷方面へ。風越峠までの登りで早くも荷物の異常さを感じる。下りではちょっと悪いだけのところでも苦労する。
6:45朝明渓谷。
渡渉20130922
↑ここの渡渉はちょっと緊張。帰りは裸足で渡った。その方が気持ちいい。
それでも山と高原地図のタイムを充分上回るペース。少し休憩して松尾尾根に取りつく。
しかし、尋常じゃないキツさ。ただその一言に尽きる。かつてないほどにバッテバテ。そもそも最近たいして歩いたり走ったりしてないので自業自得。終盤は数歩歩いては休憩する有様。ここはエベレストか!
9:45松尾尾根の頭
いつの間にかコースタイムに追い抜かれてた。笑えるほどのペースダウン。
10:45釈迦ヶ岳
釈迦が岳山頂20130922
↑頂上
頂上からの景色20130922
↑景色
やっとの思いで到着。本当は国見峠の方へ縦走したいのだが、時間切れになりそうなのと気力切れになりそうなので、断念。出来る限りの水を捨てて、もと来た道を下山することに。それでも計算上23㎏はあるのでそれで許してもらおう!
11:20松尾尾根下山開始。
この重さなら楽勝。予定通り縦走すれば良かった。などと図に乗った考えが頭をよぎる。
12:20ボルダー発見(後述)。
30分ほど遊ぶ。これが命取りに…
12:50出発
ボルダリングで思った以上に消耗したことに気付く。時すでに遅し。
13:20朝明渓谷
早く帰りたい。
15:10鳥居道駐車場
到着。命からがら、喉がカラカラ。

次の日に備えて車中泊しようとも思ってましたが布団で寝たくて帰宅。結局根性は叩き直されませんでしたとさ。

所感
重いとは言え経験したことのない重さではないので、体力の低下は否めない。頑張らなくては!天気が良くてよかった。酒を飲みながら準備するのはやめようと思った。


番外編 ~誰も来ない松尾尾根ボルダー~
「朝明渓谷まで40分」の看板があるところにあります。ランディングが良かったので登ってみました。顕著な岩なのでさすがに初登ではないと思うけど…
赤と緑のラインは登山靴で登れました。正面はクライミングシューズでも僕には厳しそう…
トポ20130922
↑赤10級、緑7級。たぶんもうやらない。
お疲れ様です。早戸です。

友人と笠ヶ岳の穴毛谷・ピナクル東南壁凹角ルートに行ってきました。

堰堤を越えアプローチ。
image_201309232104017dd.jpg

四ノ沢に入るとピナクル東南壁がどーんと見えました。
image_20130923210404ba7.jpg

雪渓を登り、ガレたルンゼを詰めると壁に着くはずが、
一本手前のルンゼに入ってしまい、藪漕ぎ。
それでもなんとか壁に辿り着く。
アプローチでもうヘトヘト。

1P目2級。ノーロープで抜ける。

2P目3級+ k浦さんリード。迷いながらもなんとか抜ける。

3P目5.7 早戸リード。草ボウボウの凹角。A0混じりで抜ける。
image_20130923210358f1d.jpg

4P目5級A2 5.10a k浦さんリード。水晶ハングを越えて行く核心ピッチ。
フリーなんてとんでもなかった。アブミを使って人工で抜ける。
フォローで登った僕がカムを落とすという大失態。。反省。

5P目4級A1 早戸リード。ルートを間違えつつもなんとか抜ける。
ピナクルの頂上からの眺め。
image_20130923210401bc1.jpg

同ルートにて懸垂下降。基部大テラスに無事到着。

改めて、元々登ってくるはずだったガレたルンゼを下降。
非常に足元が悪く、慎重に下りました。

テントに着く頃には辺りは真っ暗で星が綺麗に見えました。

今回は自分が今まで経験してきた山行と比べると、
アプローチ、登攀共に厳しいものでした。
背伸びをした形になりましたが、自分としてはとても良い経験になったと捉えています。
計画段階で助言を下さった西村代表、ありがとうございました。
アブミ持っていかなかったら抜けられませんでした。
クラックに土やら草やらビッシリだったとはいえ、フリーで抜けるのは厳しかったと思います。

二日目に第二岩稜を経て笠ヶ岳に抜ける計画でしたが、一日目で疲れ果ててしまい、
パートナーとも相談し、翌朝同ルートにて下山しました。
体力、気力ともにまだまだ不十分だと痛感させられました。

次は出来ればもうちょっと草が少なくて、雪渓もちゃんと残ってる時期に行きたい。

1皮です
奥又白から明神を登ってきました
中ノ湯4:40~5:10上高地~8:10奥又白池8:20~9:50A沢のコル10:00~11:00 2峰の岩場11:10~13:00 5峰台地13:10~15:10上高地~15:40中ノ湯

2時に仕事を終え出発。中ノ湯4:20着
すき家の牛丼弁当を食い、中ノ湯からチャリで出発
上高地手前で、5時に釜トンゲートが開いて進入してきたタクシーに次々抜かれる
一生懸命ペダルをこぐが、なぜかむなしい

新村橋を越えると道は急傾斜になる
先週も登った中畠新道、暑さでバテバテ。上半身はだかになっても暑い!
奥又白池周辺の木々は少し色づき始めていた
そのまま小尾根を経由し、A沢を登る
そんなに崩れやすくなくて、登りやすい
P1000638_convert_20130921123513.jpg前穂東面が美しい
P1000640_convert_20130921123646.jpgA沢上部。登りやすいっす


A沢のコルからは明神の主峰と、岩場のある2峰が見えた
前穂に行ってから戻る予定だったが、暑すぎるので前穂をやめた
主峰を越え、1・2峰間のコルから2峰の岩場を見上げる
高さ50~60mぐらいか
北面は80度くらいの傾斜、東側は段差があって緩いものの取り付きからトラバースする数歩が切り立っている
ハーネスに3本のデイジーチェーンを結んで、先っぽにエイリアン数個とヌンチャクをそれぞれ装着
ロープを使わず、自己確保しながら登るスタイルで行こうと計画していた
でも結局、カムもヌンチャクも一度も使わず、そのままフリーで登った
2峰の頂上からは3~5峰と、箱庭のような上高地が見えた
P1000641_convert_20130921123729.jpgA沢のコルから見た明神岳
P1000644_convert_20130921123818.jpg2峰の岩場。簡単です
P1000649_convert_20130921123900.jpg2峰頂上からの3~5峰。上高地が箱庭みたいっす


5峰台地から踏み後に沿って進むと
数年前に苦労して下りた前明神沢に迷い込みそうになった。危ない、危ない
岳沢までの尾根は急傾斜で太ももが疲れます
観光客でにぎわう上高地をチャリで駆け抜け、中ノ湯に戻った
13日の金曜日の夜……「広島行く?」すべては突然届いたこんな危険なメールから始まった。

吉川です。報告が遅くなってすみません。

甚大な被害をもたらした週末の台風18号。最近週末ばかり天気が悪く、週末クライマーには試練の日々が続いております。もともとは小川山に行くはずだったのですがすぐに中止になってしまいました。

というわけで行ってきました。晴れた岩場を求めて広島まで。

メンバーは早戸さんと早戸さんが登っているジムの仲間の方々。そして僕。

14日夜春日井市内を車で出発し、6時間ほどで三倉岳キャンプ場手前の駐車スペースに到着。この間結局運転はすべて早戸さん。さすが、ザ・無尽蔵。

少しビールなどを飲み、3:00頃?就寝。気温も心地よくTシャツで寝袋にくるまってちょうどいい感じ。

15日朝。雨がぱらついたりしていて、もたもたしているうちに、出発できたのはたぶん10時頃。しかしそのころには天気も良くなっていました。

目指すはスカイチムニ-というルート付近!しかし、この日、一行を待っていたのは困難と挫折の連続でした。

まずはBコースという登山道をひたすら六合目付近まで。ここまでたぶん30分弱。

分かりにくいトポを頼りに、ここから左の踏み跡に突入!

適当に歩いているとちょっとした壁にたどりつきました。正面にはボルトが三個のフェース。奥の方には中が汚れたチムニーっぽいものもあります。

「結構汚いけどスカイチムニーって意外と登られてないのかな・・・」「じゃあ、こっちのフェースがベッサメムーチョっていうルート?」

などと言いながら、とりあえずフェースに取り付きます。私たちの予想ではこのフェースはベッサメムーチョの1P目なので、5.10bのつもりでした。(あとで大間違いだったことが判明しましたが…)

最初に取りついたのはHさん。しかし意味不明という感じ。次に早戸さんが取り付くも、やはり無理そう。最終的にはヌンチャクにスリングをかけ、A1を駆使して強行突破しようとしますが、それでも無理。
なんじゃこら~~!
GOKUAKUバナナバランス
これが5.10bとは広島人強すぎ。などと悪態をつきながら敗退。裏から回り込めたため、ヌンチャクは回収できたのが救いでした。


その後、勘をたよりにその壁の裏を上へ上へと踏み跡をたどる。美しいシンハンドのクラックが刻まれた岩峰を通り過ぎたあたりから踏み跡も不明瞭になり、ちょこちょこ悪い個所も通過、最終的には完全な藪こぎとなり(この日僕が最も燃えた瞬間)、さすがにこの先は何もないだろうとようやく気付いたのが13時頃だったかと記憶しています。

結局、もと来た道をとぼとぼと帰っていたところ、偶然にも三倉岳でもっとも有名なグレータワーの基部に到着しました。

せっかくなので、1P目に挑戦します。100岩には5.11b、「日本のマルチピッチ」には5.11c/dと書かれたこのクラックのピッチ。僕にはさすがに厳しかったのですが、ここで早戸さんに火がつきました。
下部の5mだけで、これだけのグレードが付いているため(上部のワイドは難しくないらしい)かなり厳しそうでしたが、何と3回目のトライでRP!5.11c/dであれば最高グレード更新。5.11bであってもクラックの最高グレード更新とのことでした。おめでとうございます!

僕はそのルートの一段下の5.10dのスラブにもTr.で取り付いてみましたが、撃沈。この日の行動を終えました。

下山途中、たまたま出会った地元クライマーの方々に、トポなどを見せていただきながら話を伺ったところ、最初に触ったフェースはバナナバランス5.11cだったことが判明。それでも5.11台だったことに愕然とする一同。広島の恐ろしさを知った一日でした。

その夜は、スーパーで大量(それはもうクライマーにあるまじき量)の酒と食べ物を買い込み、僕たちの家と化した、無人の駐車スペースで大宴会。わけのわからないネタ(それはもうくだらない)で大いに笑いました。


16日朝。起きたのが7時。歩き始めたのは8時過ぎ。この日はパインツリートリップという三倉岳マルチの入門と言われているルートを登って早めに帰ろうということに(下山して観光したかったし)前日から決めており、前日の下山時に下見も行っていたため、ほとんど迷わずに取り付きにつくことが出来ました。2パーティに分け、登り始めたのが9時ごろ。

僕は早戸さんとロープを結びました。

1P目5.9 吉川リード
最初は傾斜の緩いハンドクラック。その後土の斜面を登ると、急に垂直なハンドクラックが現れる。む、これは厳しい…どうしよう。ふと右を見るとスラブに細いクラックが走っている。上の方にはこれまた細い木も生えている。僕には君しかいない!クラックにつま先を乗せ、細い木をつかみ、さらに手に足ムーブで木に足を上げて立ち上がろうとするが、手が無い。目の前のさらに心もとない雑草をつかんで「抜・け・る・な・よ」と祈りながら立ちあがった。クラックが登れる人には問題ないのだろうが、僕は垂直のクラックをリードする気になれなかった。そこから左のフレークに移るところでも臆病ゆえの躊躇で時間がかかった。5.9ながらなかなかしびれた。終了点は、ハンガーボルト二本、もしくはその横の太い立木(但し枯れているようだ)

2P目5.10a 早戸リード
最初の数メートルは細いコーナークラック。といっても登るのは正面のフェース。この数メートルの箇所の最後は乗っ越しだが、ここが結構悪い。リードだとかなり怖いだろう。その上はひたすらフレアしたオフウィドゥス。特に後半はカムも決めにくく激悪の奮闘を強いられる。僕がビレイしている間中、上からは早戸さんの怒声と咆哮が聞こえ続けていた。上まで抜けた瞬間、雄叫びが聞こえてきた。やっと終わったという開放感が爆発したようだ。僕はフォローでザックを背負っていたが、正直ザックなんて背負ってたら無理。迷わずテンションをかけ、クラックから身体を出して登り(リードでは出来ないやつ)、最後はA0。とても消耗した。早戸さん曰く小川山の「予期せぬプレゼント」より難しかったとのこと。
パインツリートリップ1ピッチ目だよ
↑1ピッチ目

パインツリートリップ1ピッチ目しゅうりょうてん
↑1ピッチ目終了点。


2P目の終了点の時点で11時。確実に時間切れ。というわけで、2パーティともここで終了し、同ルートを下降し、帰路に着きました。下の駐車場に13時。


帰りは、宮島付近のカキ料理のレストランに入り、おいしすぎて無心で注文し続けたところ、1人3000円のお会計!
高速道路では台風の影響により名神が通行止めになったことで新名神30キロ渋滞という地獄にはまり、春日井に着いたのが1時頃でした。最後までネタの尽きないクライミングトリップでした。

皆さんありがとうございました。

なんでもっと写真撮ってなかったんだろ。
宮崎です。
18日に仁くんと会員外1名と三人で瑞浪で登ってきました。

今回のゲストは何かと絡まれる怖いお兄さんのKさん。外岩初体験。
ジムではいつも登れないのを笑われているので、ここぞとばかりに怖い思いをしてもらうことにしました。

201309180711521.jpg朝、コンビニ前でたむろす怖いお兄さん


とりあえずジムにはないスラブから、「ロンパールーム」5.9
宮崎フラッシュ、仁くん数年ぶりというトライで再レッドポイント。
893さんトップロープでなんとかかんとか完登。

201309181145031.jpg怖い思いをする怖いお兄さん



午後はシスターズドームに移動。
ジムにはないクラックということで、「余裕のよっちゃん」5.8
宮崎ハンドジャムがうまく決まらずオンサイト失敗。3回目くらいのトライでRP。
仁くん余裕の再登。
893さん、腕に描いてある絵が傷ついてしまうからか、早々にあきらめ。

その隣にある「有希子の初恋」5.10a
宮崎、よっちゃんに続いて不十分な体勢でカムを決めようとして力尽き、OS失敗。トップロープでワンテンしつつ完登。
仁くん、お手本見せつつ再RP。さすが千種のクラック大臣。
893、「僕は有希子の恋人…」などと有希子に対して妄想を膨らませてたわりに、触りもせず。

そろそろ日がかげって涼しくなっただろうと、展望台エリアに戻る。
「アストロドーム左」5.10cd
仁くん、過去にRPしているはずが、TRで失敗。

「原住民」5.10cd
ついにやってきたフェース課題に893張り切る。
宮崎もこの課題をクリアできていないイボGを悔しがらせるためにオンサイト狙いで集中。
しかし2人とも同じ箇所をクリアできずに失敗。カチの垂壁はやっぱり怖い。
仁くんの数年ぶりのトライは何度かテンションかけながらムーブを探って抜ける。
これを見たので次はRPできる、と思う。

20130918175228.jpg原住民で粘る仁くん


といったところで暗くなったので終了。
7ヶ月ぶり2回目の瑞浪で成長を実感できたが、まだちょっと暑かった。
やりたい課題がたくさんあって、長く楽しめそう。
しかし「エースを狙え」のスズメバチの巣は本当に嫌だ。

20130918101019.jpg一番怖い
西村です。

近頃、体を動かしてないなーと思っていたのでトレらんレースに出てまいりました。
ハセツネにしようかと思っていたけど瞬殺で定員一杯になったのでこちらにしました。
種目は50km。
「なんとかなるでしょう」という軽い気持ちでのエントリー、トップから約2時間程度で帰ってくる予定で
スタートしましたが早々に足が攣り、フィニッシュまでは長い長い道のりでした。
まったく練習もせずに出るのは無謀というもの。
なんとかかんとかフィニッシュしましたが走りながら体と頭が離れてきているなーと。
しかし、まだまだこれからだ!と思いを新たにしたのでした。
心配された天気はそれほど悪くならず助かりました。

タイム:8時間6分15秒(トップは4時間30分ほど)
ヘロヘロで完走
ホウホウの体でフィニッシュ
岩佐です。
ダメモトでかろうじて14日の午前中だけは晴れそうな前穂岳に行ってきました。

【メンバー】
1皮、岩佐

【行動記録】
中の湯00:50~03:55徳沢04:00~前穂4峰正面壁甲南バンド08:50~甲南ルート12:50~13:30前穂4峰稜線上~14:30五・六のコル~涸沢15:30~18:55上高地~19:30中の湯(以上、時間はうろ覚え)

【報 告】
折角の3連休だが、あいにくの雨予報。甲斐駒を予定していたが今回も中止とせざるを得ず、急遽日帰りで前穂高に行くことになった。お昼まではお天気はもちそうなので、雨が降り出す前に登攀を終えるために夜中から歩き出すことにする。金曜の夜仕事を終えて慌ててパッキングし、10時に集合して現地へ向かう。車を中の湯温泉に向かう安房峠旧道の路肩に止め、まずは睡魔と闘いながら徳沢までの長い長い歩き。空を見上げると満天の星が美しい。

徳沢で水を汲んだ後新村橋を渡って林道から登山道に入り、中畠新道の急登に大汗をかきながら高度を上げていく。奥又白池下からは踏み跡を辿って奥又白谷を4峰下まで草とガレ場の斜面をトラバース。前日の夜の雨で草や木の葉には水滴がたっぷりついており、お蔭で服と靴までもが中まで完全にびしょ濡れになってしまう。

C沢を同定するのに少し時間をロスしたものの、目印の巨大なチョックストーンを見つけてルート取り付きの甲南バンドへ。北条=新村ルート1ピッチ目は甲南バンドからほぼ直上していくのだが、ちょっと間違えて図らずも甲南ルートを登ることになった。私は3年前に北条=新村ルートを登っているため(なのにルートを間違えるとは…トホホ)、正面壁の初登ルートが登れて結果的には良かったが、不本意ながら甲南ルートを登ることになってしまった1皮さんの心境や如何に。甲南ルートにはクライマーを吸い寄せる「魔力」があるようです。

アプローチの長さでシャリバテ気味(と言うより体力不足)の私は、ちょっと休憩を取らないとリードする体力が回復しそうにない(情けない)。雨が降り出す前に一刻も早く稜線に抜けなければならない状況ではのんびり休憩などしている時間はないため、リードは全てあっさり1皮さんにお願いし(根性ナシ)オールセカンドでビレイに徹する。

130914甲南ルート2
空には怪しい竜巻状の雲が現れ、お天気が崩れるのは時間の問題かと焦る。 

ルート詳細は登山大系などに載っているため省略するが、甲南ルートは現在殆ど登られていないことや風化も手伝ってか、とにかく浮石が多くてひどく不安定である。岩が安定していれば思い切って登れ面白いルートだと思うのだが、掴んだ岩の多くが今にも崩れ落ちそうな状態で、最初から最後まで安定した岩を探しながらの神経を使うクライミングとなった。お蔭で使えるホールド、スタンスが嫌でも限定されてしまい、特に最後の2ピッチはルート本来のグレードよりもかなりも悪くて緊張する登攀となった。落石を起こさないように注意しながらのリードはさぞかし大変だったと思う。

130914甲南ルート1
ガバガバに見えるが、多くが浮石で使えない。 

130914甲南ルート3
かぶった壁を登る1川さん。右には五峰が聳える。高度感抜群。

登攀終了後ギヤを片付け、食べ物と飲み物をお腹に入れて暫し休憩。緩傾斜帯を登って北尾根稜線上に出た後5・6のコルまで下った。クライムダウンは怖いので思った以上に時間がかかってしまった。5・6のコルからの下降は、何を血迷ったか「涸沢に行ったことがないから、涸沢経由で帰りたい」という意味不明の私のリクエストに1皮さんしぶしぶ了解。素直に5・6のコルから中畠新道経由で下山すればもっと早く下山できたものを、足の裏に豆を沢山作って痛みに耐えながらの苦行下山となった。(1皮さん、すみませんでした。

7時少し前にやっと上高地に到着するも、無論釜トンネルのゲートは既に閉まってバス・タクシーがある筈がない。ところが「車まであと1時間半。頑張ろう!」と気合を入れていたところに、幸いにもゲートが閉まって出られなくなったタクシーがバスターミナルに止まっているのを他の登山者が発見!5人の相乗りで釜トンネル出口ゲートまで乗せて行ってもらえることになって、大幅に時間を短縮することができた。釜トンネルに向かう途中で雨が降り出したが直ぐに止み、車を回収して本日の登山終了。心配されたお天気も、日中は予報に反して晴れ時々曇りで良好。ダメモトで来てみて良かった。冬が来る前にもう一度穂高を訪れ、今度は壁から紅葉を見下ろしながら登ってみたい。昨日は既に葉が真っ赤に染まったナナカマドをちらほら見かけた。

1皮さん、リードと運転ありがとうございました。
お疲れ様でした。

お疲れ様です。吉川です。

日曜日に岩佐さんと(途中から中村(は)さん合流)瑞浪に行きました。

雨が降りだすまで登りましょうということで岩佐さんと行ったのですが、結局8時前から登り始めて17時前位まで登ることができました。
最初の原住民をやっているところで、まさかのはるみさん登場!最後まで3人で登りました。
夕方までは雨は降らなかったものの、息苦しいほどの湿度で、コンディションはあまり良くなかった。。。ということにさせてください。。


以下触ったルートと個人的成果とか感想


・原住民5.10b/c
登れんけんもうやりたくない。

・秀則コーナー5.9
RP出来んかった。自信喪失。

・新人クラック5.9
前回Tr.ながらノーテンやったのに今回はダメやった。
sinnjinn130907.jpg
はるみさん

sinnjinn130907 (2)
岩佐さんはリードに挑む

・感激5.10a
クラックからスラブに移るところでテンション。

・ハッピイクラック5.10a
アンハッピイクラック

・あーらよ!5.8
奮闘的。声も出る。リードしたけど結局核心で力尽きた。
arayo130907.jpg
僕。

・アイキャッチャー5.9
岩佐さんがリードしたけど、結構怖かったと思う。僕は有終の美飾れず。雨も降ってきてギアも濡れた。



…とネガティブに書きましたが、実際は思ったより長い時間登ることが出来て楽しかったです。
ぼろぼろの結果ですが良い修行になりました。岩佐さんはるみさんありがとうございました!
1皮です
木曽側から中ア空木岳に突き上げる奥二又沢を登ってきました
上部は崩壊が激しく、どのルンゼもボロボロ。来たことをちょっと後悔しました(-_-;)

伊那川ダム5:10~12:00 1970mの二俣12:10~14:10空木岳14:20~17:20伊那川ダム

2時にこの日の仕事を終え、車に飛び乗って、4時40分ごろ伊奈川ダム上流のゲート前駐車場に到着。もう空が明るくなりかけている。入渓場所まで片道8キロの林道歩きがあるのに、こんな遅くの出発で日帰りできるか・・・と思って、今回は自転車を持ってきた。だが、3段変速のママチャリだったんで、行きは半分以上、引いて歩くはめになった(帰りはちょー楽ちんだったけど)。

金沢土場という名前の付けられた林道分かれ道に駐輪。うさぎ平を過ぎ、取水口のある終点から沢に下りる。川はきれいだが、水流は強く、冷たい。人の入りが少ない谷のはずだけど、左岸の樹林帯には赤テープが見える。釣り人が付けたんだろうか。


北沢を左に分け、しばらく行くと巨岩が積み重なった滝場に出た。秘密の抜け穴から上に抜けられる滝や、流れが変わって昔の滝壺が丸い風呂桶のように残っている滝もあり、面白い。そこは抜けるのに苦労したが、よく探せば巻かなくても滝の上に行けた。
P1000601_convert_20130911214138.jpg秘密の抜け穴から上部へ
P1000602_convert_20130911214549.jpg風呂桶のような釜が美しい。ここは苦労した


1970m地点の二俣で、北の方角の左俣に入る。右俣には、きれいな滑滝が見える。左俣は狭く急傾斜。間もなく、高さ20mぐらいのすだれ状のきれいな滝にぶつかった。直登は1人では無理なんで、樹林帯から巻いた。回りを見渡せば、巻けるところは一カ所しかないので分かる。途中、崩落個所を2回通過するものの、しっかりした踏み後があった。
P1000616_convert_20130911214637.jpgこの美しい滝は巻いた


2120m地点で、さらに上部の二俣。左へ行けば木曽殿山荘、右へ行けば空木岳頂上。どちらに行こうか迷ったので、靴を飛ばして決めた。上を向いて落ちたので、右俣だ。(でもこれは誤りでした・・・)上部に行くに連れ、崩壊が激しくなる。ゴルジュの入り口に高さ25mぐらいの滝が立ちはだかった。地形図にある2170m地点の滝と思われる。遠くから見たら登るのは無理に見えたが、近づくと登れそうに見えた。でも登ってしまったら、後戻りはできないだろう。迷いに迷って、平たい石を投げて表が出たので、登ることにした。(これも誤りでした・・・)。滝自体は簡単、持つ岩すべてがはがれてくることを除いては
P1000621_convert_20130911214816.jpg登ってしまい、後悔の滝


さらにゴルジュを進み、二俣を左に進み、次の二俣は右へ(ここまで来ると、地形図も役に立たない。大体の方角と、こっちの方が登りやすいかなという感覚のみ)。すると、正面に2段20mぐらいの滝が出てきた。下部はともかく、上部は垂直に見え、とても登れそうじゃない。回りもハングに囲まれ、右手に回りこんだ所だけが視界の外だ。下部を登っても、もし右手に逃げ場がないと、困ったことになるなあ。でももう戻れないし・・・。
P1000625_convert_20130911215026.jpg右手のルンゼを登った。その上は右に回り込む

もし行き止まりだったとしても、懸垂できそうな小ブッシュが右手にはえているのを見つけ、登ってみた。すると、ルンゼが緩傾斜になっており、苔でぬるぬるのワイドクラックを登ると、安定した岩の小尾根に飛び出した。これで無事に帰れそうだと安堵。そのまま登り続け、空木岳頂上より南方数十mのピークに出た。ホッとしただけで、喜びは余りない。10分ほど休んで、伊那川ダムまで下山した。
P1000626_convert_20130911215114.jpg安全地帯にたどり着いて、振り返る
P1000630_convert_20130911215156.jpg
1皮です。笠ヶ岳まで歩いてきました
笠新道は、聞きしにまさる辛さでした(^_^;)
主稜線で暴風につかまり、飛ばされないようにハイマツをつかんで歩きました

新穂高3:20~7:20頂上7:30~10:20新穂高

P1000556_convert_20130905224105.jpg笠新道の急登の途中で夜が明けてきた
P1000565_convert_20130905224149.jpg杓子平からは、7月に行きそびれた四の沢第一岩稜が見えた
P1000573_convert_20130905224318.jpg穂高の稜線上にはいくつもの笠雲がくっついて・・・
P1000576_convert_20130905224541.jpgかろうじて晴れていた頂上
P1000579_convert_20130905224619.jpgふと振り向くと、穂高の上にロールケーキ状の雲が。こりゃやばいと走るように下り始めたが、もう遅い。10分後には風速20m以上の暴風に吹かれ始めた。途中で会ったじいさんたち、小屋に無事たどりつけたかなあ




1皮です。木曽の岩倉川と支流の樽ノ沢に行ってきました
国道19号から岩倉集落に入り、どんどん遡って林道ゲート前に駐車
ゲートから徒歩10分で入渓した
前日、前々日の雨で水は冷たく、流れは強い
滝登りでは、2カ所で1ポイントずつ4級ぐらい
ロープは使わず、淵はできるだけ泳ぎました
P1000545_convert_20130905221936.jpg泳いで、真ん中を登る
P1000547_convert_20130905222029.jpg泳いで、右斜面を直登
P1000550_convert_20130905222157.jpg泳いで、左の滝を直登


林道工事で川が荒れたところで終了。あっという間でした
林道で入渓地点に戻り、もう少し下流の樽ノ沢へ入渓
こっちは岩倉川より急な谷で、見栄えのする2段45mほどの滝もある
トポは持ってないんで、下部は適当に右の藪から巻き、大きな上部の滝も適当に水流の真ん中を登る(^_^;)
P1000552_convert_20130905222321.jpg2段45m(?)の滝。下部は右の藪、上部は真ん中を登った

その上もいくつか登って、もう飽きたので終了
左岸、右岸、滝の真ん中と歩いて下りました
宮崎です。
日置さんが山に行かぬ間に仁くんと同級生コンビを結成し、8月27日に錫杖岳左方カンテに行ってきました。



宮崎にとっては念願の錫杖デビュー。
名古屋3時出発で、政治経済の話をしながら快調に車を飛ばして新穂高へ。
コンビニに寄るのも忘れない。

しかし、新コンビの前途は多難だった。
登り始めて約30分後、仁くんが前日の雨で増水したクリヤ谷の徒渉でジャンプしたところ、着地で滑っていきなり顔を負傷。
早くも山行中止が濃厚な雰囲気に。
「そこは傷口に栗きんとん詰めて止血だ!」
って言いたいところをグッとこらえ、こんなこともあろうかと充実させておいた救急セットを総動員してやれることをやる。
前回の滝谷も体調不良な上に行動食を買い損ねるなど、ここのところ試練の山が続く仁くん。
天気もなかなかすっきりせず、2人の間の空気もどんより…。


ちなみにそのころ、千種の若頭こと早戸くんは吉良の海水浴場で寝転がっていた。
青い空と海の写真をフェイスブックにアップし、「チャンネーの水着眺めながらルービー」。
おのれwakagashira…!


さておき、錫杖岳の我々は約1時間かけ治療と止血。
ゆっくり登ってみて、ふらふらしたり血が出てくるようなら中止にすると決め、行動を再開した。
道は滑り、草露で濡れる悪いアプローチをゆっくり登り、前衛壁に到着。
天気も仁くんも回復傾向にあり、登攀決行を決定。

20130827094634.jpg 1ピッチ目取り付き


1ピッチ目宮崎。簡単なルンゼをサクッと。
2ピッチ目長谷川。サクサク登って、面白そうなトポ上の3ピッチ目(Ⅴ級+)まで継続。
あれ…仁くん、「高度感があって面白いとこだからリード譲るよ」と言っていたはずなのに…!
またしても2人の間に微妙な空気が流れる。
3ピッチ目は宮崎。お返しとばかりにトポ上の4、5ピッチを連続で登る。後半は簡単そうな凹角クラックが濡れていたため行かず、左のフェースへ。プロテクションを取りにくく、ロープの流れを失敗しながら抜ける。
4ピッチ目長谷川。扇状の巨大ハングの左、短く簡単なところを登って見晴らしの良いテラスへ。ここで大休憩。

20130827132050.jpg テンションの上がらない仁くん


ここまでの間、実は2ピッチほど上に先行パーティーがいた。
下山後に確認できたが、このパーティーは瀧根さん親子。出発前に瀧根さんのブログを見ていて、「瀧根さん、いるかも」と話しながら登っていたけど、本当にいた。
※参照:ラテルネ瀧根の登山塾


5ピッチ目長谷川。左方カンテの核心ピッチ。出だしの難しいとこは右のチムニーに体を入れてクリア。さすが割れ目の仁。終了点で、「これで終わりだー」って言ってたけど、トポを見るともう1ピッチある。

20130827140245.jpg 核心ピッチをリードする仁くん


というわけで8ピッチ目宮崎。細かいフェースと草付きを登って、前衛壁の上へ。明るい草原みたいなとこに出た。錫杖、ラピュタっぽい。

20130827151562.jpg 前衛壁の上は良い景色

そこからしっかりとした支点での懸垂下降を繰り返し、「注文の多い料理店」側から北沢へ。
「虫が這ってる気がする」と傷口がムズムズしていた仁くんも、なんとか集中力を切らさず懸垂をリードしてくれた。
歩きの下山も慎重に。ようやく一般登山道にぶつかる錫杖沢出合で仁くんが「一般道だー!」と叫んだ。
この日唯一、仁くんのテンションが高くなったシーン。やはり負傷登攀は精神的に辛かったのだろう。
いろいろな行動が少しずつ遅くなり、駐車場に着くころにはかなり暗くなっていたが、なんとか無事に下山できたことに胸をなで下ろした。

そのころ吉良の海の早戸くんは「夏は海でチャンネーにルービーでしょ。こっちはパラダイスでしたw」とコメント。

…wakagashira!



こんにちは
原田です。

8/27から29、二泊三日にて、八ヶ岳、編笠山~蓼科山まで縦走してきましたので、
報告、記録等を投稿します。

【記録】
■8/27火 天候:晴れ時々曇り
名古屋起床4:00-名古屋発4:30-(車移動)-観音平駐車場着8:30
観音平9:00~編笠山12:00-(昼休)-13:00~青年小屋13:20-(水場へ水確保等)-13:50~権現岳15:15-15:45
~キレット小屋17:00-テント場(泊)
■8/28水 天候:晴れ
キレット小屋6:15~赤岳8:00-8:30~横岳9:55-10:15~硫黄岳11:15-11:45~夏沢峠12:20~根石山荘(30min休)~東天狗岳14:00-14:45~中山峠15:30~高見石小屋16:50-テント場(泊)
■8/29木 天候:晴れ
高見石小屋7:30~麦草峠8:40~(途中、茶臼山展望台にて休)~縞枯山10:30~(坪庭経由)~北横岳12:30-13:00~(亀甲池経由)~双子池ヒュッテ14:00-14:30~大河原峠15:30-15:40~蓼科山17:30-17:50~白樺高原・七合目登山口19:10

編笠からパノラマ20130827
編笠山山頂からの八ヶ岳パノラマ

キレット小屋からの朝20130827
キレット小屋からの朝

双子池キャンプ場20130829
今度是非泊まってみたい双子池キャンプ場

蓼科山20130829
最終地点、蓼科山、夕暮れと八ヶ岳

今回の縦走では、最終地点にまで怪我なく、到達することを最大の力点をおいた。
この山行後すぐに、8/31・9/1の「THE NORTH FACE ROCK TOUR"Dream Time"in 瑞牆山」に参加することもあり、怪我なんてしてられないからである。
そこで、たよりにしたのは、相棒、ストックである。
この二本の相棒を有効利用し、結果、転倒なく、無事に終えられた。
特に、60L以上のザックを背負う時には、かなり有効かと思う。

また、注意したのは、水場である。
今回、80Lのザックを背負い、行動する際、水分補給のために、ザックを下ろしたりは余計な時間、体力を使う。
ハイドレーションにて、水分を補給するのが有効で、その元となる水は、できれば天水でなく、湧き水などが良い。沸かす手間などを省ける。
そのためには、先方から縦走して来られた方や山小屋の方とのコミュニケーションにより、情報を得る必要がある。
その結果、Walk&Talkの山行となったが、水分を余計に背負うことなく、行動ができた。

反省点は、当初60Lザックの予定を、色々と詰め込み、80Lザックに変更した点である。
余分すぎる食料、衣類、重複する防寒着である。

これがいいのか悪いのか判断つかないところが、
山行中、毎日、8時間の睡眠を取った。
それが、20時からの就寝の時も、22時からの就寝の時も、同様である。
すると、朝の行動開始時間が遅くなることがある。
でも、8時間の睡眠を取ると、昼寝の必要もなく、行動できるので、調子が良い。
結局、自然の中に入ったら、自然に合わせ、行動するしかないのだろうな。

以上
良かった点と、反省点を中心に。