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S我さん、H多野さん、I佐で、暑いのを覚悟で伊木山に行って来ました。

昨日の天気予報では10時ぐらいまでは曇り、その後晴れだったため、暑くなる前に登ろうと6時に名古屋を出発して現地へ。4本ほど登ったところで、H多野さんがかわいいお子さん二人を連れてやってきました。みんなで交替で登りましたが、暑くて手がふやけ気味なためか指先が直ぐに痛くなり、11時過ぎには片付けて帰りました。

ところで・・・

H多野さんの4歳のお嬢さんは、お父さんになかなか厳しいです。

1本登り終わって喉がカラカラのお父さんは、お嬢さんが飲んでいたカルピスを頂戴とおねだりしましたが、「自分の飲む水は自分で荷揚げ(?)しなさい!」とばかり、カルピスを小さな手にしっかり握りしめて離しませんでした。(笑) 「運ばざるもの(?)、飲むべからず!」とばかり、シビアでしっかり者。おねーさんは感心しました。

それから、伊木山は結構ヘビがいます。(どこでもそう?)

以前一人で行った時、ユマールをセットして「さあ、登ろうかな~」と岩に取り付いたら、突然バサッと音がして何かが空から降ってきました。地面を見ると、なんとヘビ! ヘビもまさか落ちるとは思わなかったようで、「あ、失礼しました」って感じで、そそくさと草むらに消えていきました。
そして、今日はTRのガチャを回収して林の中を下ってくる時、直径4cm、長さ1mくらいのグレーのヘビが私の足元をサーッと横切って行き、もう少しで踏んづけるところでした。
 
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N邑、N素で白根三山縦走+バットレスに行ってきました。


7/25
0630 広河原
0930 取り付き
1000 登攀開始
1420 終了
1455 北岳山頂
1600 北岳山荘

7/26
0100 歩き開始
0215 間ノ岳
0300 農鳥小屋
0315 発
0410 農鳥岳
0455 発
0520 大門沢下降点
0640 大門沢小屋
0700 発
0745 小コモリ沢
0800 発
0925 奈良田

昨年、何度も計画しながら天気、新型インフル等で中止になった白根三山縦走+バットレス。
ようやく今回計画遂行できた。
直前の土砂崩れで奈良田に入れずまたも中止か!と思われたが奈良田、広河原のバスが動いていることのこと
なので入山を奈良田→広河原に変更した続行。
広河原からの登山道は数珠繋ぎ状態でしょっちゅう立ち止まるほど。
なかなか前に進まず、所々の広くなったところを見つけては一気にスパートを掛けて抜いたりで
1時間ほどで普通に歩けるようになったが、ペースが無茶苦茶+寝不足+梅雨明けの猛暑による疲れ+強い日差しetcで既にバテバテ状態。
助けを求めるが如く後ろのN村さんの方を振り向くと、氏は他の女性登山Gの写真をニコニコしながら撮ってあげていた。
(’’;)ウーン
息絶え絶えでバットレス基部に着くが、取り付きに至るまでの雪渓処理に手間取る。
              取り付き
取り付きで大休止して準備をしていると後続パーティーの一人が雪渓と岩との間に落ちて一瞬ヒヤリ。
バットレスは第五尾根支稜~下部フランケ~Dガリー奥壁。
              Dガリー奥壁ハング越え
              最後のチムニー
4尾根は多くの人が入っていたがこのラインに先行者はなく、また追われることも無くのんびり登る。
Dガリー奥壁のクラック~チムニーは快適でした。
終了点から直ぐ頂上だと思っていたが結構歩くなぁと思って、何気に後ろを振り返るとN村さんは
花の写真を撮りまくっていた。(’’;)ウーン
        可憐な花
翌日はバスの時間、日中の暑さ回避も考慮して夜中の1時から歩き始める。
月明かりの下、山のシルエットや、東の空に時折光る閃光を眺めながらとぼとぼ歩く。
時々振り返ると暗闇に浮かぶピラミダルな北岳のシルエットがカッコええ。
稜線は風がかなりあり気温も10度あるかないかで寒く長袖を着込む。日中とえらい違い。
空が明るくなってきたころ農鳥岳に到着、ここで日の出をゆっくり見物。
        農鳥からの夜明け
1時間ほど寒さに震えながらコーヒーを飲み、雲海に浮かぶ富士山、日の出前の空の色の移り変わりを楽しむ。
大門沢の下りはさっきまでとは打って変わって暑さでまたもヘロヘロ。足首も不安なので慎重にくだる。
              大門沢への下降
ようやく着いた大門沢小屋でボーっとしていると、N村さんが売店でピンバッチを物色していた。(’’;)ウーン
小屋からはなだらかな登山道をのんびりと、途中の沢で水浴びしたりして下った。

念願の白根三山を普段と違った光の中で満喫できました。
しかし、時折見せるN氏の普段見れない行動。。。(~ヘ~;)ウーン
7月24.25日でK也さん、H部で幕岩畠山ルートに行ってきました。

24日
3:30七倉出発―7:40取り付き(登攀開始)―12:51大チムニーとの分かれ目―17:13松本ルート50メータピッチ終了―19時ごろ(ほぼ日没)上部暖傾斜体―20:30ビバーク準備完了(就寝)

25日
4:40起床―懸垂支点探し・懸垂下降7ピッチ―12:34 B沢着―16:46高瀬ダム―18時ごろ七倉帰着

二日間非常に激しく水も無くなり、疲労困憊する登攀でしたが、無事帰ってくる事が出来て何よりもよかったです。

初日、取り付きまでは快晴の中沢筋をたどり到着。

1ピッチ 草ボーボーのゆるい斜面を50メーター伸ばしてビレイ。リングボルト2本
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2ピッチ ここも1ピッチより草ボーボーで傾斜が出てくる。左の岩稜にボルトがあったため迷い込みそうになるが正直に斜面の凹角部分50メーターいっぱいを伸ばして木でビレイ。ふと後ろを見ると草に隠れてリングボルトが3本ありました。

3ピッチ K也さんリードでハングに向かい、外れそうな岩を拾いながらフリーでハング下の所まで伸ばし、そこからボルトラダーに沿ってエイド。下部、上部2段のハングで下部は腐ったハーケンがありヒヤヒヤもの、上部は手の届き易い間隔でボルトがありこのピッチをぬける。
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4ピッチ 3ピッチ目のハングを超えて右に伸びる凹角に添って登る。始めのカンテに乗り移る所のに移る所のフリーがホールドを探しつつ緊張した登攀。終了点手前の岩ののっこしもなかなかホールドがあまかったです。リングボルト2本・RCC2本?(たぶん・・・4本は確実にありました)
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5ピッチ目 グレードがⅤ級だったがこれは始めの15メータくらいの怖ーい草付き登攀につけ低グレードだと感じました。草を持ったり、草の根の土がホールドになったり、違う意味で抜けそうに怖い(汗)。その上の凹角はとても快適に登る。左右にステミングを効かせ終了点に。
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6ピッチ目 左に見える草付きに添ってこれまた草ホールドを効かせて15メーターほど登ると、エイド用のリベットと、テープの巻いてあるリングボルトがある。エイドして、背を一杯伸ばして木に手を伸ばし木のぼりの始まり。20メーターほどの木登り。木の中なのでロープな流れも悪く、木にしがみついて樹林帯をぬけると終了点。リングボルト2本
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7ピッチ目 緩傾斜した斜面を上部岩壁に向かって50メーターいっぱい伸ばす。心地よく歩いてゆけるくらいの感じだが、中間支点にボルト1本しかないので落ちないように注意。木ビレー。
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8ピッチ目 左の方に行くと大チムニールート、正面のチムニーを触るもののちょっと悪い感じがしたので、岩稜隊をがら右に巻き、木で支点をとりながらピッチを伸ばす。(終わって振り返るとこの悪いチムニーが正規ルートだったと感じます。)ロープがあと5メーターで垂直の斜面にボルトラダーが上まで伸びているのを見て終了点として、木ビレー。

9ピッチ目 K也さんリードのこのピッチ。ボルトがとても遠い!始めの2,3本はアブミの2段目ですんだが、その上はアブミの一段目の連続。しかも浅打ちばっかで、よ~く見るとリングボルトのくさびの二つに割れた部分が岩の外に見える(涙)下部ボルトラダーを20メータ超えると中間部は垂直の階段状岸壁でフリーとエイドの入り混じった状態。最後はアングルサイズのリスが姿を現し、ロープいっぱい伸ばしていくものの一か所アングルの抜けた所があり進めなくなる。少し下降してリングボルトを打って支点を作り、H部もそこまで登り合流。ここからH部がアングルを打って(初めてのアングルだった)一歩上がると3メーターくらい上に重ね打ちのハーケンとリングボルトの終了点があった。約2時間半をついやしたピッチでした。恐らくルート図で見る限り、松本ルートに入っていたと思われます。
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10ピッチ目 目の前のリッジを超えて左に斜面が続いていると予想される凹角に向かってピッチを伸ばす。K也さんも疲労困憊の様子。H部ものどカラカラ。

11ピッチ目 凹角左の木を頼りに登り始める。ここから上部樹林帯岩壁で傾斜の強い木のぼりの始まり。とにかく一番上のハングした壁の左側に回り込むようにと、左斜めに向かってピッチを伸ばしたのでロープも重く必死で登る。最上部ハング体の下に出て大きめの杉の木でピッチを切る。このピッチでおおよそ抜けたいと思ったので焦燥感に駆られる。

12ピッチ 最上部ハング体下を5メーターほど左に行って木のぼりでまた進む。ロープの流れが11ピッチより格段に悪くなり40メーター伸ばした所で最後の凹角にステミングを効かして下に引き落とされそうになるのを食いしばって、緩傾斜体に到着。下のK也さんとはホイッスルでビレー解除、登るコールを取り合う。K也さんが登ってきたときには日没。木ビレー。

13ピッチ 傾斜も相当緩くなり、緩傾斜たいを2本木でアンカー取ってさらに上部に。

14ピッチ 懐中電灯を出す。もう1ピッチだけロープを伸ばすことにしてだ緩傾斜を登る。K也さんいわく13ピッチの終わった所にテープが木に巻いてあったがここが懸垂地点に続く見てではなかったかとの事。

登攀を終えて右陵を目指すがくらい林の中では方向が定まらず、緩やかな草の斜面でビバークすることにする。ツェルトを出して、上着を着て合羽をかぶってねる。K也さんの水が尽きて、H部の水を分け合う。夜間体の水分が無くなったせいか、H部の両足がつって目が覚めて草の上を転げまわる。こんな痛いつり方は初めての経験。

2日目 4:40分に鳥の声で目覚める。のどが乾いていても寝れるものだと安心して。軽い行動職をを食べて出発。
ブッシュ体をかき分けながら下降地点を探す。1時間ほどかき分けてルンゼに出てここを1ピッチK也さんが懸垂するが何も支点が見当たらずひっしのおもいで登り返す。今自分たちが居る後ろのピークが右陵だと思ったが、登ってくるときに見えた角度と違うし、こんなに高くも無いのでここは右陵ではなく、幕岩の頭と推測してひとつ手前のピークに向かってまた下降地点を探しに行く。
スラブ体を一か所ロープを伸ばしてトラバースした所の木に懸垂に使用したと思われるロープスリングを発見。ここから7ピッチの懸垂の始まり。
2回目の懸垂を降りたところで下部岸壁が見えないような切り立った感じがする所に出る。木に登り左右を確認する。左側に一本斜めに下りたところにある木をつなぎ左の樹林帯に降りれば樹林帯が下まで続いている。右側は全く見えないので左の木に向かい懸垂開始。
ところが5メーターほどブッシュをぬけて懸垂で下ると右側にも樹林帯が続いている事が判る。ここで方向を右寄りにとって下降。有るける傾斜たいについてまた懸垂のできる木がある所まで有る行きながら下る。4回目の懸垂は左右を小尾根に囲まれた谷状の所を真下に向かって懸垂。ルンゼの中に降りてK也さんを待つ間、岩から苔を伝わって滴る水を一滴一滴飲む。葉っぱをちぎってで受けて飲むとうまく飲めました。
5回目の懸垂でこの谷間の下まで降りて、リングボルトが3本ある支点を発見してかなり安心。6回目は大きな杉の木にカラビナ二つの支点さらに安心。7回目でようやく下まで降りてこれて人が歩いた道に出る。
ここからB沢まで20分ぐらい歩き、12:30頃昨日着た場所に戻る。
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二人とも一生懸命水を飲みぐったり休む。立て続けに3リッターくらい飲んで高瀬ダムに向かってゆっくりと沢を下る。高瀬ダムに着いたのは17時に近い時間でしたがなんとか無事帰ってこれました。
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とても厳しい登攀でしたが、不安や緊張感を持ちながらすごした2日間は良い経験になりました。
I佐です。
H多野さん、ASCのJさんと一緒に、丸山東壁に行ってきました。以下報告します。

【行動記録】

7月24日: 扇沢7:30 = = 7:46黒部ダム – 9:30左岩稜取り付き10:06 ~ 17:45洞穴手前凹角18:00 ~ 19:00取り付き - - 20:20内蔵助谷出合
7月25日: 内蔵助谷出合06:23 -- 7:25黒部ダム8:05 = = 8:20扇沢

【報 告】

7月23日:
昨年の7月にH多野さんとJさんが挑戦して敗退した左岩稜。高蔵寺で23日の夜に集合した時点で、今年は何としても登るぞ!というお二人の意気込みが伝わってきた。
3時頃に扇沢の市営駐車場に到着後翌朝のトロリーバス始発の時間を確認し、テントを張って仮眠する。先週末の前穂高ではシュラフカバーで十分だったが、意外に寒くて何度も目が覚めた。

7月24日:
人の声があちこちから聞こえて寝られないので6時前に起きて準備をする。トロリーバスの切符売り場には既に順番待ちの列ができており、バスで観光客がぞくぞくと到着する。7:30のバスで扇沢に着くと、日電歩道への出口に向かうのは我々の3人だけ。結局岩場でも我々意外には誰一人クライマーはおらず、丸一日貸切状態で東壁を登ることになった。

暑いのと私の歩くのが遅いので、H多野さんとJさんはゆっくり歩いて下さり、9時半頃に東壁の基部に到着。取り付きの偵察をして、相談の末左岩稜の壁に向かって一番右側から左上することにする。(カッコ内はリード者)

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丸山東壁中央壁と左岩稜(左側のカンテ)

1P目: (H)階段状のフェースを左上し、カンテ右側の斜面までロープをほぼ一杯に伸ばす。草付きの部分はかなり悪く、残置も少なくて途中でハーケンを打つ。

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1P目から結構悪い。本当はブッシュ側に登っていくのだが、左側へのトラバースが悪くて行けず、ひとまずカンテ右下まで。

2P目: (H)トポではカンテの左側を登っていくようなので、1P目の終了点からカンテ下まで15mほど懸垂下降し、ブッシュの上に着く。

3P目: (J)30m程(?)ブッシュの中を左上して、ブッシュの上(ヒロケン本では1ピッチ目の始まり)に出る。

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ブッシュの中に消えていったJさん。

4P目: (H)やっとアブミを使っての登攀開始。カンテ上を人工で。20mくらい(?)ボルトを追って登る。

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ボルトの間隔は普通。

5P目: (H)壁を左側に10mほどトラバース。ここもリングボルトが打ってある。

maruyamatoheki6   maruyamatoheki3   maruyamatoheki4
トラバースの準備中。    トラバースするJさん。       ビレイ点はなかなかの高度感。

6P目: (J)カンテ右側にあるリングボルトまでは、4、5mほど木登りをしなければならない。木はそれなりにしっかりしているが、なかなか高度感がある。このピッチは、この木がなくなったら登れない。ボルトに到達すれば、そこからはカンテ沿いにボルトを追って登る。途中で体重をかけると撓るハーケンも使い、ヒヤヒヤしながら登った。25mくらい。

7P目: (J)正面を直上するにはハングになっていてボルトもなく、カムで支点の取りようもないので、左側のブッシュに入って、またも木登りを交えながらブッシュの上に出る。数メートルのフェースを登ると、ちょっとしたテラスがある。ピッチの長さは40m弱くらいだが、この草付の足場の悪さ・不安定さは、私がこれまで登った草付で最悪だった。リードするJさんは、もの凄く怖かったと思う。草付を抜けてからテラスに上がるまでの数手も支点がなく微妙なバランスで登る。Jさんは途中で1本ハーケンを打ったが、とにかく非常に悪かった。

8P目: 1段高い所まで8mほど。

9P目: (H)H多野さんが、ブッシュの中に消えていき、暫くしてからまたロープが伸び始める。ブッシュを抜けた所でH多野さんがアブミで登っていくのが見える。ここはボルトの位置が真っ直ぐではなく、右や左に打ってある。私は上ばかり見ていたので、ボルトが消えた時点でフリーで登る所なのかと勘違いし、怖い思いをして1手進んだら右側にボルトがあった。中間部はボルトの間隔が長めに感じた。ロープは50mぎりぎりまで伸ばす。ピッチ最後はリングボルトが3本あるが、どれも古くてあまり強い衝撃はかけたくない。

10P目: (J)洞穴までの最後のピッチ。ここは事前に調べていて、岩はボロボロで状態が悪いと知っていたが、実際にJさんがリードで登って相当苦戦している。大きな岩が今にもはがれそうな所があり、壁全体が触るとパラパラと崩れるので、Jさんは左側のブッシュから上に行けないかどうか偵察に行く。しかしブッシュの先はコケだらけの岩壁で登るのは難しいらしく、クライムダウン。最終的にはH多野さんの判断で、「ヤバイ所を無理して登るのは危険だから止めよう」ということになり、登攀をここで終了して懸垂下降することになる。

18時に懸垂下降を開始し、1時間後に6ピッチで基部のブッシュの中に降り立つ。最後はヘッデンなしで何とかロープを手繰り寄せることができ、ギリギリだった。後はハーネスなどを外して靴を履き替え、今日の寝床を内蔵助谷出合の河原とし、ヘッデンを点けて45分ほど歩く。道が悪い所もあり、結構気を使う。

河原に着いたのが20:20。寝床にするのに丁度良いスペースがあり、焚き火跡もある。早速流木を集めて焚き火をし、暖を取る。沢登りで焚き火を起こすのに慣れているH多野リーダーは、一発で立派な火を起こした。3人とも思いのほか疲れており、火を囲んで遅めの夕食を取りながら暫く話をした後は、銘々シュラフカバーやツエルトにもぐり込んで文字通り野宿した。テントもツエルトもなく、マットも何も敷かずに地面の上でごろ寝するのは初めてだったので、面白かった。また、意外にも2回ほど目が覚めただけで、よく眠れた。

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焚き火で温まり、疲れを取る。

7月25日:

今日は帰るだけなので、また焚き火をして朝食を取り、6時半ごろ出発。行きにも越えてきた2つの雪渓をトラバースしながら、黒部川ダムそばの橋に到着。右岸に渡ると、H多野さんとJさんはトレランで坂を駆け上ると言う。荷物を背負って急な坂を駆け上がる体力は私にはないので、あっという間に消えてしまった二人の後を、マイペースで進む。黒部ダムは我々以外にはスタッフのほか誰もおらず、コーラで喉を潤した後8:05のバスで扇沢へ。

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雪渓2箇所。H多野さんは普通の登山道を歩くような感じでスタスタ歩いて行った。私は要修行。

扇沢でお土産を購入後、薬師の湯でのんびりと朝風呂に浸かり、野菜やスイカ、ブルーベリーなどを購入しながら観光客気分で信濃大町駅へ。アップルランド(スーパー)のお隣にあるJさんお勧めの『三洛』という定食屋でボリューム満点の美味しいお昼を食べ、3時過ぎに名古屋に戻ってきた。最近山の帰りにはすき家の牛丼で食事を済ませることが殆どだが、大町に行く機会があったら三洛はおすすめ。お値段も700~850円程度で、注文してから料理が運ばれてくるまでの時間も短く、山の帰りに立ち寄るには良いお店だと思う。『黒部ダムカレー』なるご当地メニューもあるので、カレー好きの方は試してみては?

左岩稜は、ブッシュ、木登り、草付き、コケ、岩と何でもありのルートで、ヒロケンの本で紹介されている内容よりも難しく感じました。セカンドで登ったので偉そうなことは言えませんが、クライミングのグレードはそんなに難しくはないのかもしれませんが、とにかく悪い所が多くてアルパインの厳しさを感じました。また洞穴前のピッチは相当悪いですから、もし行かれる方がいらっしゃったら十分注意して下さい。

結局上まで抜けることはできませんでしたが、中身の濃い面白いルートでした。H多野さん、Jさん、リードお疲れ様でした。
     
穴毛谷二ノ沢と奥壁を計画していたが、残雪が多そうだったので
KKさんお勧めの中又白谷と4峰正面壁に登ってきました。
4峰では北条新村ルートのつもりが、間違えて甲南ルートに取り付いてしまいました。
ルートはおもしろいんですが浮き石が多く、あまりお勧めできませ~ん(^_^;)

<日程>
24日 上高地5:20-8:00中又白谷F18:20-10:30F2-13:00F8-19:00奥又白池
25日 奥又白池4:20-5:304峰甲南ルート取り付き6:00-13:00終了点13:20-14:204・5のコル-16:20松高ルンゼ口-17:50上高地

<メンバー>
1川、タロ

(24日)

中又白谷は、新村橋西詰から治山林道に出てすぐ左手に見える小さな沢だ。
白い石を踏みしめ、倒木をくぐりながら1時間ほどでF1取り付きへ。
今年は残雪が多く、大きなトンネルの空いた美しいスノーブリッジが残っていた。IMGP4735_convert_20100730090728.jpg

滝の落ち口には近づけないので、傾斜が緩そうに見えた右手のブッシュ壁を登り始める。
壁が立ってきたところで、ロストアローとエイリアンで支点を作りロープを結んだ。

急な岩溝沿いに40メートル上がるが、中間支点をとれず悪い。2ピッチ目は歩いてF1上に。
F3、F4はでかい岩が行く手を遮る。IMGP4742_convert_20100730091303.jpg

F3は、ルート上でひとつだけあった残置ボルトを使って越え、
F4は1メートルぐらいの太い倒木を立ててその上に乗り、キャメロットにアブミをセットして越える。IMGP4744_convert_20100730091406.jpg

F7はきれいな滝。流れの途中のバンドを右から左へ越していく。IMGP4749_convert_20100730091610.jpg

もう一ピッチすっきりした岩を登り、F8の下に出る。

右手洞窟の上の壁は登れそうに見えるが、ここは慎重に右岸の支尾根からまく。IMGP4753_convert_20100730091720.jpg

(ちなみに、F8上の台地状テラスにうじゃうじゃいる「かみつきアカアリ」に注意。
どんどん体に上ってきて次々かみつきます。セカンドをビレーしている最中に20回はかまれました(>_<))
その上にもいくつか滝が続き、気持ちの良いシャワークライミングを楽しむ。IMGP4755_convert_20100730091825.jpg

突然視界が開け、でっかい300メートルほどのスラブが見えた。IMGP4758_convert_20100730091925.jpg

これを見に来るだけでも気持ちの良い沢です。

ノーロープでスラブを越え、急斜面になる最後のところで左岸のブッシュに入っていく。
手がかりが少ない凹角で悪い。トップはノーロープで登り、セカンドのためにロープを垂らした。
そこから2時間弱の藪こぎとルンゼ登り。ルンゼをたどると奥又白池の真横に着いた。
十三夜の明るい月が出迎えてくれた。


(25日)北条・新村ルート→甲南ルート

夕立が怖いので、暗いうちに出発しようと2時45分に起床。
しかし、昨日はあれだけジャージャー流れていた水場が
朝は水滴がポタポタ落ちる程度しかなく20分ほど水くみでロス(T_T)
それでも1リットルしかくめないため、たまり水をすくってプラティパスに詰めた。
歩き出し1時間ほどで4峰取り付き。IMGP4761_convert_20100730092034.jpg

雪が多く、簡単にシュルンドから下りられた。

計画では前穂頂上経由で上高地に戻る予定だったが、体力的なことを考慮し
テントなどを取り付きにデポ。4峰を登って戻ることにした。
岩屑だらけの地点から取り付くが、ちょっと上過ぎたようだ。
岩場を左向きに1ピッチトラバースし、正しいルートに戻った(と、その時点では思っていた)。
ナイフブレードとエイリアンでアンカー作成。
2、3ピッチ目はバンドに沿って右上。岩は崩れやすく気を遣うし、残置支点はほとんど見あたらない。IMGP4766_convert_20100730092141.jpg

3ピッチ登り、唯一安定したテラスに着いた。IMGP4772_convert_20100730092241.jpg

これがハイマツテラスなら、核心のハングがあるはずだが・・・
苔むしたボロボロハングしか見えない。おかしい。

バンドは右に続いているので、もっと上かもしれないと思い、もう1ピッチ右上。IMGP4773_convert_20100730092344.jpg

途中、岩屑で足が滑り足ブラになる場面もあり冷や汗をかいた
大きなピナクルのあるレッジでピッチを切る。
ここでやっと「ルートが違う」と確信した。(遅すぎだって!)
持参した「日本の岩場」のトポをじっくり観察し、
概念図の甲南ルートの途中にピナクルの表記があるのを発見した。
登ってるルートが分かって、半分安心、半分不安。

ルートはそこから傾斜がきつくなり、上の方にさびさびハーケンがいくつか見える。
よく分からないが、それに導かれるように登ることにする。
途中、赤エイリアンとキャメロット2つにアブミとスリングを付けてハングを乗っ越す。IMGP4781_convert_20100730092445.jpg
安定したテラスで、エイリアン2つとトライカムでアンカー作る。
次のピッチは7メートルぐらいのきれいなスラブがあり、残置ピンが多かった。アブミでA1。
もう1ピッチ登ったら傾斜が緩くなり終了点とした。

少し登って、右にトラバース。北尾根の縦走路に出て、4・5のコルから雪渓を下降。
デポを回収し、中畠新道経由上高地に下山した
連休が思わぬ天気がよくなって、A野×2で4度目の正直ぐらい(?)で、行ってきました。

【行動記録】
18日: 沢渡(4:30)==上高地(5:10,5:15)--岳沢ヒュッテ(7:55,8:10)--取付(10:15)--トリコニー(13:20)--南稜の頭(16:20)--奥穂高岳山頂(16:40)--白出のコル(17:15)

19日: △(4:50)--ジャンダルムのコル(6:20,6:40)--取付(7:05)--終了点(8:20,8:30)--ジャンダルム頂上(8:45)--コル(8:50,9:00)--天狗のコル(10:15,10:30)--岳沢ヒュッテ(13:40,14:10)--上高地(16:30)

【報告】
 「日本登山大系」等の3つのトポを鵜呑みにし、滝沢大滝手前の左手の小ルンゼを目指したが、それらしい所は全くなく、(残雪が多かったので)上の大滝の落ち口まで登り詰めてしまう。仕方なく、クライムダウン。約1時間ロス。
昨年のTjさんの報告書を読み直し(役に立ちました、ありがとうございます)、尾根の末端から取り付く。
 巨大(!)這い松のヤブ漕ぎに合う。ある時は、空中ヤブ漕ぎ(地面に足が着かない)、またある時はヤブのトンネルを掻き分ける。ルート取りなど何の選択の余地もなく、とにかくヤブ漕ぎするしかない。3時間以上強烈なヤブ漕ぎだけを強いられ、体力を消耗しヘロヘロになってしまう。今日中に抜けきれないのではないかと心配になるぐらいだった。
 やっと、トリコニーの岩場に出ることができた。

トリコニー

岩場に出てホッとするのは、初めての経験だ。なるほど、昨年にS我さんが「快適!」というだけのことはある。
ただ、南稜の頭まではまだ遠く、フラフラになって何とか歩く状況だった。

 翌日は体力も回復し、ジャンダルムのコルまで順調に進む。不要な荷物をデポし、β沢を下降する。途中に雪渓が残っており、そこからT3とT2の間にトラバースして飛騨尾根に取り付く。
T2からT1の岩場も「超快適!」。軽量化のために持っていった8×36mのロープで5pで抜けきる。
 その後、天狗のコルまで移動。残雪が多く、天狗沢はびっしりと雪渓がある。正面を向いて下降するも、雪が緩んでスリップするので、斜面に向いてバイルを刺しながらひたすら下降する。前日に滑落してヘリで運ばれた人がいたそうだ。12本爪アイゼンを持っていって正解だった。
 日焼けした顔の痛みと、ヤブ漕ぎでおった名誉のキズの痛みと、久しぶりの山行で得た筋肉痛を引きずりながら、岳沢ヒュッテ(7月23日から営業再開だそうです)を通り上高地へ下山する。
 帰りの運転のことなど忘れ、まずはビール。山行後のビールは最高に美味しかった。

 
 
7月17・18日、2日間、K藤・N素・N村・H部の4人で小川山に行ってきました。

両日とも梅雨明け快晴の中、クラックルートを登ってきました。

初日はハコヤ岩でのクライミング。登ったルートは「冬のいざない」5.9(1P)5・10c(2P)5.10a(3P)「森林浴」5.8「大和なでしこ」5.8「サムデイ」5.10dです。

それぞれがベストを尽くしながら奮闘しました。小川山の花崗岩は瑞浪よりも多少結晶が弱い感じでしたが、久しぶりのK藤さん・H部は体内部にシッカリ疲れをため込んで登っていました。
最後の「サムデイ」ではN素さんN村さんが粘り強く、時間をかけてフィンガークラックをホールドとプロテクションの選択をしながら登って行かれました。

晩御飯とビールも格別にうまくぐっすり寝て、2日目は砦岩でのクライミング。

登ったルートは「隠し砦の三悪人」5.10a(1P) 佐久の口笛5.10C(H部途中敗退) アパッチクラック5.10C  ナインティーン5.11b/c 「伊賀のカバ丸」5.10a(砦岩前衛壁)です。

度のルートも人がなかなかとりついていないようで苔が生えまくり緊張したり、カムがなかなか取れない中でリングボルトやRCCがプロテクションに出てきたりするナインティーンなど、ためらいながら登る所をみなさん勇んで登っておられました。
中でもアパッチクラックはN素さん、N村さんが一撃でK藤さん、H部もトップロープながらひーひー言いながら登りました。
最後に登った「伊賀のカバ丸」5.10aはハンド→フィスト→オフィズスと、だんだん幅が広くなってゆくクラックで疲れと緊張感と混じったような感じでしたが登りごたえ抜群のルートでした。終了点からは岩のトンネルをぬけて懸垂で下る、探検感覚も味わえます。

帰りには「小川山レイバック」と「クレイジージャム」を見に行って2日間にわたるクラッククライミングを締めくくりました。登りも充実し、さまざまなクライミングの話を語り合えて記憶に残る小川山になったのではと感じます。



I佐です。

M尾さん、伊那山仲間の皆さんと一緒に前穂高北尾根~明神に行ってきました。初日は一時強い雨に見舞われましたが、残りの二日間は快晴の下穂高を満喫してきました。(以下、比較的長文です。)

【行動記録】

7月17日: 沢渡5:30 = = 5:50上高地6:00 -- 8:20奥又白谷出合8:40 -- 9:30中畠新道・パノラマ新道分岐 9:50 -- 11:50 奥又白池
7月18日: 奥又白池 4:20 -- 7:00 五・六のコル 7:15 -- 9:20 III峰取り付き12:45 -- 14:45 前穂山頂 15:07 -- 18:45明神V峰
7月19日: 4:30 明神V峰 5:00 -- 7:40 上高地

【報 告】

7月17日: タクシーで上高地に到着後、穂高神社でお参りしたり景色を楽しみながら、のんびりと奥又白池まで登る。中畠新道はブッシュと木が生い茂ってちょっとしたヤブコギ状態だが、道はしっかりとしていて急ながらも歩き易い。森林限界を越えるとザレ場を登り、最後は雪渓をトラバースして奥又白池に到着。我々が一番乗りだったが、最終的にはテント5張と賑やかになった。テントを設営後、外で前穂高北尾根を眺めながらコーヒーを飲んでいると、天気予報どおり13時頃からポツポツと雨が降り出した。テントに入ると直ぐにバケツをひっくり返したような土砂降りで、2時間半ほどテントに寝転がって登山用語限定“しりとり合戦”に興じる。

1中畠・パノラマ新道分岐  2松高ルンゼ  3奥又白池から北尾根IV・Vと五六のコル  4奥又白池から北尾根III~I峰
中畠新道とパノラマ新道分岐  松高ルンゼの雪渓    北尾根IV峰V峰と五・六のコル  北尾根III~I峰

7月18日: 3時に起きて準備。今日は快晴である。まずは雪渓をトラバースして五・六のコルに向かう。この山行は伊那山仲間の皆さんのための穂高・雪山に向けてのトレーニングが目的のため、足元は軽登山靴又はアプローチシューズ、そしてアイゼン、ピッケルは無しで雪渓歩きと登攀を行なう。但しM尾隊長だけは、前日のアプローチの時に「これを使いなさい」と言わんばかりの状態で転がっていた石突が少し錆びたペツルシャルレのピッケルを拾い、これを活用した。私はアプローチシューズで行ったが、雪渓では靴が柔らかくて雪を蹴りこめず、油断すると直ぐに滑って困った。大小4つの雪渓の内、3つでロープを出してもらったが、ロープがなかったらかなり怖かったと思う。

5奥又白池から2つめの雪渓  64つ目の雪渓 
奥又白池から五・六のコルに向けて、雪渓大小4つばかりをトラバース

五・六のコルに上がると、奥穂、涸沢、北穂などが見えて、とにかく景色が素晴らしい。写真撮影後先に進む。V峰は右側から取り付き左上していく。IV峰は下部を直上後、右側にまいて行く。真ん中辺りに着いた所では1Pロープを出した。IV峰からIII峰への下りは、結構いやらしい。

7五六のコルからV峰を仰ぐ     8五六のコルから見た涸沢ヒュッテと槍ヶ岳
五・六のコルからV峰を仰ぐ  コルから見た涸沢ヒュッテ・小屋と槍ヶ岳

三・四のコルに到着すると、既にIII峰には上から下までビッシリとクライマーが取り付いており、更に20名くらいが順番待ちしていた。皆涸沢から北尾根の核心部だけを登るために来たようだが、「既に2時間待っています」とのこと。北尾根は混雑するとは聞いていたが、これほどまでに酷いとは思わなかった。引き返すわけにも行かないので、覚悟を決めてザックを降ろし昼寝の態勢に入る。M尾隊長はマットを出して本格的なお昼寝モードだ。ここは太陽の光を遮るものが何も無いため、強い夏の日差しをガンガン浴びる。黒の登山パンツは、熱を吸収して両足が焼けそうなくらいだ。これだけ待っている人がいるのだから、皆さんサッサと登ってくれるかな?と期待を込めて岩に取り付いているクライマーを見るが、意外にも皆さんマイペースで、20m位登って小刻みにピッチを切っているパーティーもいる。そんな調子なので、結局我々は3時間待たされることになった。

三・四のコルに来るまでにいい具合に温まっていた筋肉がカチカチになり、体が強張って気だるい状態になった頃にやっと我々の登る番である。(因みに我々のパーティーが最後尾。)ロープは1本。隊長とK藤さんがロープを結び、N山さん、私、T藤さんの順にユマールで登る。1P目、M尾さんがロープ一杯伸ばしてサッサと登っていく。「登ってOK」のコールで順番に上まで。2P目、左側の凹角は他パーティーが取り付いているため、M尾さんは右側を登り、「よし、どんどん登って来い!」のコールで適当な間を空けて次々に登る。ガバガバなのでグイグイ登れて気持ちが良い。途中で他パーティーに先を譲っていただきお礼を言いながら3P目もサッサと登って、4P目は歩き。II峰はコンテで登って、I峰側へは垂らしたロープを掴みながら10mほどのクライムダウン。ロープを片付けI峰を登って、14:45に漸く前穂高頂上着。先行パーティーの内4パーティーを抜かせていただきながら登ったが、辛抱強く最後尾で登っていたら多分山頂到着は16時頃になっただろう。

9激混みのIII峰  10N山さん  11T藤さん  12K藤さん
激混みのIII峰       N山さん          Tさん                K藤さん 

13前穂高頂上   14明神II峰とIII峰?   15明神東稜らしい   16明神III峰
前穂高頂上             かっこいい明神II峰とIII峰? 明神東稜・・・らしい        III峰のクライミング 

17登ってきた明神III峰  18ひょうたん池を見下ろす
辿ってきた稜線をバックに    ひょうたん池を見下ろす

記念撮影後は、今日のテン場である明神V峰に向けて出発。カッコイイ明神を撮影しながら目的地を目指す。II峰は豪快な登りができて気持ちよい。核心のIII峰では2ピッチロープを使う(1P目30m、2P目40mくらい)。途中で後を振り返って越えてきた峰々を眺め、最後はヤブコギで日没前にテン場に到着した。

7月19日: 最終日の今日は、朝日を浴びる穂高を眺望し、あとは尾根を岳沢に向けて下るだけ。と思ったがこの下りがクセモノでかなり急で滑り易い。バランスが悪く下りが苦手な私は途中で滑ってでんぐり返り、皆さんに止めていただきヒヤリとする場面もあった。私にとってはここがこの山行の核心であった。

ボツボツ観光客が到着し始めた上高地に着いたのが7時半過ぎ。まだ温泉には早いので、時間つぶしとクールダウンを兼ねて、のんびり大正池までお散歩。そこからタクシーで沢渡に戻った。

19梓川~上高地~焼岳~乗鞍  20明神南西稜を下る
テン場近くから見た上高地    急な南西尾根を下る

                      ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

前穂高北尾根~明神の登攀・縦走は、穂高の概念を掴むのにとても良いルートだと思いました。クライミング自体は難しくはないけれど、さすが日本を代表する岩稜。景色を楽しみながら前穂高の山頂を目指してグイグイ登るのは面白かったです。また、夏は明神まで縦走する人は殆どいないため、静かで快適なプチ登攀&歩きを楽しめます。ただ、所々踏み跡が分かりにくい所があり、M尾さんの“野生の勘(?)”を頼りに後に続くと、ちゃんと赤テープがありました。自分だけで行ったら、相当迷って苦労するであろうと思いました。

山行も素晴らしかったですが、食事もびっくりするほどの内容でした。K藤さんが用意して下さった食事は、男の子が用意してくれたとは思えないほどの工夫がこらしてあってとても美味しく、感心しました。またN山さんは富山や長野のグルメなおつまみをどっさりと持ってきて下さり、ビール、ワイン、ヴォトカを飲みながら毎日豪華な食事となりました。T藤さんの関西のノリで食事中は笑いが絶えず、朗らかな山仲間の皆さんに加えていただいて、思い出に残る楽しい山行となりました。

また、M尾さんには雪渓歩きやクライミング、登山全般について多くのことを学ばせていただき、得ることの多い充実した山行でした。M尾さんとの本格的な山登りは初めてでしたが、普段のおちゃらけ(失礼!)M尾さんとは全く違う、厳しくカッコイイ“アルパイン・クライマー”の一面を垣間見ました。

最後にコンディションですが、涸沢側も奥又白側も雪渓はまだ結構残っていました(写真を見てね)。今回はトレーニングが目的だったために、アイゼン・ピッケル無しで、ロープを出して雪渓を歩き、普段なかなか出来ない貴重な経験をさせていただきました。来月の第2週にはIV峰の北条・新村ルートを登るためにまたこの奥又白を訪れる予定ですが、雪渓の具合によってはスピードアップのために軽アイゼンと小さめのピッケルを持参した方が良いと思いました。ということで下見も出来て良かったです。

   
2010.07.13 小川山 2010.7.10
先週末10日に半日だけ小川山に行ってきました。
現地ではT海山岳会の方3人と合流して登りました。

長年の宿題だった“最高ルーフ”を登りました。
確かヨセミテ行く前に一度触ったきり(それもフォローで)。もう7~8年くらい前かな・・・。
ばちっりハンドジャムが効くルーフトラバースも楽しくあっという間に終わってしまいました。
あの当時からは少しは進歩したんだな~と感じました。

あとは一緒に登っていた方が(クラックビギナーだがボルダーは2~3段)小川山レイバックもクレイジージャムも
見たことがないってんで見学に行きました。
どうせならってことで小川山レイバックから岩峰の上まであがりました。
眺めもいいし、岩の上でゴロっとしているとなんだか妙に幸せな気分になりました。
梅雨の晴れ間、空いていたし岩の状態も最高で爽やかな時間を過ごしました。


N村
7月11日、瑞浪屏風岩にて、K津・M藤・I佐・H部でカム・ナッツによるエイド登攀を通じてナチュラルプロテクションにしたしむ山行を行いました。
小雨がぱらつき昼前には本降りとなりましたが、ナッツを使用しての登攀まで出来て良い経験をつませていただきました。

始めは「原住民」にトップロープをかけアップ。カチ主体のルートで下から見るとうまく登れそうという先入観にのまれ、取り付いてみるとホールドは滑り、ききの悪い状態。みんなで交代しながら登攀。M藤さんとは初めての登攀であったし、M藤さんも久しぶりの登攀なのでたくさん、たくましい登攀の姿を撮影させていただきました。

瑞浪20100711a mizunami20100711b mizunami20100711i
M藤さん、原住民でアップ

次に展望台横の「新人クラック」をカムをはめつつエイド登攀の練習。クラックラインが少し前傾気味のため、カムを伸ばす距離が短く、カムのサイズの感覚なども不慣れで、時間をかけつつみんな一巡でのぼる。カムのテスティングも窮屈で大変でした。フィーフィーをかけると楽になり、アブミも3台使用して両足で乗り込んで上にセットしてゆくと確実に距離が伸ばせる。2順目は始めよりもカムを伸ばす距離や、サイズの選択時間も短くなりました。

mizunami20100711c mizunami20100711d mizunami20100711h
新人クラックは大きいサイズのカムがたくさん要るので、ずっしりと重い。 

次に「イブ」の隣のコーナーでナッツを主に使用しながらトップロープで登る。ステミングでコーナーを登りつめてふくらはぎがパンプしたり、コーナーの中に無理やりフィンガークラックをを求めて苔むしたクラックに苦戦したり、カムの練習を味わうには大変でした。しかしなかなかコーナーのクライミングらしいムーブが味わえて良いルートではないかと思います。

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秀則コーナーは、ナッツを使って登る良い練習になります。

ラストは「イブ」にトップロープをかけてナッツを使用してエイド登攀をやりました。K津さんが合計10個のナッツを使用して上まで抜ける。同じサイズのクラックが上まで続いているので、サイズの違うナッツを使いこなすのに少々苦労もするものの、ナッツが効いたいる感覚を確かめつつ登り切っていました。ついに雨が本降りとなり撤収して12時前に山行を終了しました。

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ナッツとアブミでイブを登る。

カム・ナッツのを半日の間でじっくり体験してナッツにテンションを聞かせて登れた事はみなさん初めてだったので、大きな体験になったと感じます。カムだけでなく、むしろナッツのサイズ選定が登っているときに素早くできるようになって行けたらいいという課題も出来ました。皆様お疲れさまでした。
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