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宮崎です。
日置さんが山に行かぬ間に仁くんと同級生コンビを結成し、8月27日に錫杖岳左方カンテに行ってきました。



宮崎にとっては念願の錫杖デビュー。
名古屋3時出発で、政治経済の話をしながら快調に車を飛ばして新穂高へ。
コンビニに寄るのも忘れない。

しかし、新コンビの前途は多難だった。
登り始めて約30分後、仁くんが前日の雨で増水したクリヤ谷の徒渉でジャンプしたところ、着地で滑っていきなり顔を負傷。
早くも山行中止が濃厚な雰囲気に。
「そこは傷口に栗きんとん詰めて止血だ!」
って言いたいところをグッとこらえ、こんなこともあろうかと充実させておいた救急セットを総動員してやれることをやる。
前回の滝谷も体調不良な上に行動食を買い損ねるなど、ここのところ試練の山が続く仁くん。
天気もなかなかすっきりせず、2人の間の空気もどんより…。


ちなみにそのころ、千種の若頭こと早戸くんは吉良の海水浴場で寝転がっていた。
青い空と海の写真をフェイスブックにアップし、「チャンネーの水着眺めながらルービー」。
おのれwakagashira…!


さておき、錫杖岳の我々は約1時間かけ治療と止血。
ゆっくり登ってみて、ふらふらしたり血が出てくるようなら中止にすると決め、行動を再開した。
道は滑り、草露で濡れる悪いアプローチをゆっくり登り、前衛壁に到着。
天気も仁くんも回復傾向にあり、登攀決行を決定。

20130827094634.jpg 1ピッチ目取り付き


1ピッチ目宮崎。簡単なルンゼをサクッと。
2ピッチ目長谷川。サクサク登って、面白そうなトポ上の3ピッチ目(Ⅴ級+)まで継続。
あれ…仁くん、「高度感があって面白いとこだからリード譲るよ」と言っていたはずなのに…!
またしても2人の間に微妙な空気が流れる。
3ピッチ目は宮崎。お返しとばかりにトポ上の4、5ピッチを連続で登る。後半は簡単そうな凹角クラックが濡れていたため行かず、左のフェースへ。プロテクションを取りにくく、ロープの流れを失敗しながら抜ける。
4ピッチ目長谷川。扇状の巨大ハングの左、短く簡単なところを登って見晴らしの良いテラスへ。ここで大休憩。

20130827132050.jpg テンションの上がらない仁くん


ここまでの間、実は2ピッチほど上に先行パーティーがいた。
下山後に確認できたが、このパーティーは瀧根さん親子。出発前に瀧根さんのブログを見ていて、「瀧根さん、いるかも」と話しながら登っていたけど、本当にいた。
※参照:ラテルネ瀧根の登山塾


5ピッチ目長谷川。左方カンテの核心ピッチ。出だしの難しいとこは右のチムニーに体を入れてクリア。さすが割れ目の仁。終了点で、「これで終わりだー」って言ってたけど、トポを見るともう1ピッチある。

20130827140245.jpg 核心ピッチをリードする仁くん


というわけで8ピッチ目宮崎。細かいフェースと草付きを登って、前衛壁の上へ。明るい草原みたいなとこに出た。錫杖、ラピュタっぽい。

20130827151562.jpg 前衛壁の上は良い景色

そこからしっかりとした支点での懸垂下降を繰り返し、「注文の多い料理店」側から北沢へ。
「虫が這ってる気がする」と傷口がムズムズしていた仁くんも、なんとか集中力を切らさず懸垂をリードしてくれた。
歩きの下山も慎重に。ようやく一般登山道にぶつかる錫杖沢出合で仁くんが「一般道だー!」と叫んだ。
この日唯一、仁くんのテンションが高くなったシーン。やはり負傷登攀は精神的に辛かったのだろう。
いろいろな行動が少しずつ遅くなり、駐車場に着くころにはかなり暗くなっていたが、なんとか無事に下山できたことに胸をなで下ろした。

そのころ吉良の海の早戸くんは「夏は海でチャンネーにルービーでしょ。こっちはパラダイスでしたw」とコメント。

…wakagashira!



先日ずっと行きたいと思っていた錫杖の山頂を踏むことができたので、今度は烏帽子岩を登ってみることにしました。

【メンバー】
S我、岩佐(報告)

【行動時間】
8月16日:槍見駐車場22:30 ~ 00:15錫杖沢出合
8月17日:錫杖沢出合6:10 ~ 07:00北沢取り付き07:15 ~14:00烏帽子岩上14:30 ~
15:20烏帽子岩西肩のコル15:30 ~ 17:00錫杖沢出合
8月18日:錫杖沢出合07:50 ~ 09:15槍見

8月16日
テント場確保のため、駐車場に着くと直ぐに歩き始める。錫杖沢出合に到着すると幸いテンバが1つ残っており、早速テントを張り直ぐに寝る。夜は結構冷えて、シュラフカバーだけでは少し寒かった。

8月17日
今日は北沢から烏帽子岩を登る長丁場。朝食をしっかりと食べ、準備をして6:10テン場出発。北沢に到着すると錫杖沢に泊まっていた人たち6、7人が、注文の多い料理店に取りついていた。

取り付きでギアを着けてまずは15mほどコンテで一段上がり、ここから本格的な登攀スタート。北沢は濡れているため、そのすぐ隣を登って行く。1、2P目は岩佐、3P目S我さん、4P目岩佐。

北沢を登りきったところでロープをしまい、草付き混じりの悪い斜面を烏帽子岩目指してトラバース気味に暫く登るが、烏帽子岩基部までの最後の100mほどはロープを出す。まずは立った岩と非常に悪い草付きをS我さん。アンカー用にハーケンを打ちこむ音が聞こえてくる。(もちろん後で回収。)2Pのこれまた恐ろしく悪い草付を岩佐。3PはS我さんが相変わらず悪い草付きを登り、烏帽子岩下のバンドに出る。東肩にトラバースして、東肩のコル到着。

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烏帽子岩東肩のコルすぐ下の木陰でひと休み

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東肩のコルから眺める槍穂高

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東肩のコルはビバークするスペースも十分にある気持ちの良い所

コルからの穂高~槍、笠ヶ岳眺めは素晴らしく、前衛壁のてっぺんも眼下に見える。行動食を食べてエネルギーをチャージし、いよいよ本日のハイライト烏帽子岩。今回登る東肩ルートは、烏帽子岩の初登ルートだ。開拓した人はどんな思いでこの切り立った岩を登ったのだろうとルートを見上げる。以下リードは岩佐。

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前衛壁のてっぺんがあんなに下に見える

1P目は立っているがガバガバで思い切って登れる。つい最近打たれたような新しいリングボルトがあったのには驚いた。1P目と2P目はそれぞれ20mほどなのでつなげて登ろうとしたが、ロープの流れが悪くなるのでトポ通り第1テラスで一旦ピッチを切る。2P目は浅い凹角。これも1P目と同じく結構立っている。3P目は11台後半はありそうな垂壁を避けてバンドをトラバース。木とブッシュがあって大変。4P目はチョックストーンがあるかぶったチムニー。濡れてコケコケなのでスリングをアブミ代わりにして抜ける。抜け口は力が要る。最後のピッチは簡単で気分の良いスラブ。そして念願の烏帽子岩のてっぺんに到着。

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烏帽子岩東肩2P目。高度感があって迫力満点。

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この垂壁は下のバンドからまく。

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チムニー出口は力が要る。

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最後は易しいスラブを登っててっぺんへ。

余分なガチャ類を片付けで暫し休憩後、西肩のコルまで2ピッチの懸垂。その後西肩からクリヤ谷に猛烈な藪を漕ぎながら歩いて下る。美しい沢の水で顔と手を洗ってさっぱりし、錫杖沢のテン場までテクテク歩く。戻ってみると残っているのは我々のテント1張りだけ。貸切り状態で、正面に見えるかっこいい前衛壁を眺めながら沢で冷やしたビールで乾杯。ビールの味は格別だった。

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錫杖本峰をバックに烏帽子岩のてっぺんで記念撮影。

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なかなか見ることができない、烏帽子岩からの錫杖。

8月18日
前日の長い登攀で曽我さんの膝に負担をかけてしまい、無理をせずに下山することに決定。のんびりと朝食をとり、汗をかかないようにゆっくりと下山。平湯で温泉に浸かり、下呂でケイチャンととんかつを食べ、帰名した。

今回は1本しか登れませんでしたが、ずっと登りたいと思っていた烏帽子岩に登ることができて大満足でした。烏帽子を目指してルートファインディングしながら登るのは、ちょっとした冒険で本当に楽しく、アルパインクライミングの醍醐味を満喫しました。マイナーなルートにも拘わらず、気持ちよく今回の山行に付き合って下さった曽我さんに感謝いたします。また一つ想い出に残る山行ができました。ありがとうございました。




8,9日と栗きんとん&総務と滝谷へ行きました。

初日
新穂高~白出沢~北穂南陵テント場

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白出沢の雪渓 アイゼンを使いました。

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仕事ができる、我らの総務。

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エアーナルセ。

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穂高岳山荘の石畳で、爆睡する栗きんとん。

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千種の新テントは快適です♪

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訳あってシブイ表情の総務・・・

初日は不眠で行動となるので、やっぱりしんどいです。
とくに最近は高山病になりやすくなってしまった、ボクはしんどかったぁ~
この日は、とくに食事もとらずに寝ることにしました。
栗きんとんは、北穂小屋まで水やらテント場の料金など支払いに行ってくれました。
総務はひとりで、ガリガリとなにかを一生懸命ナイフで削っていました。
そんな中、ボクはシュラフで眠らせてもらいました。みんなありがとう。

二日目
南陵のテント場~ドーム中央稜~白出沢~新穂高

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滝谷ドームの脇から、懸垂支点をめざし出発。

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取りつきにて、リード栗きんとん。エナジー補給の総務。

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すてきな場所です。

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虹が迎えてくれました^^

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1p栗きんとん
2p栗きんとん
3p総務
4pたろう
あっさりと終わりました。
それでも二日間天候に恵まれたこと、感謝です。
滝谷は色々なラインが取れそうなので、また機会があればチャレンジしてみたいです。

たろう
青木Hです。
8月11日に日帰りで御在所岳に行ってきました。
メンバー:1R、H(記)

お盆だからか、いつになく空いていました。裏道登山道は非常に暑く、あまりの暑さに汗だくかつ水さえも飲めなくなるというまさしく熱中症寸前になり焦りましたが、中尾根バットレスの基部は風が吹いていて心地よくほっとしました。

目標のカリフォルニアドリーミング6Pに取り付きます。
1~3Pまではスラブなので青木家スラブ担当のHがリードでその後は1R君のリード。

1P目10a
スラブらしいスラブでスメアリングで登るべきところと思うが、呆れるくらい登れず、さっきまでは心地よかった風もすっかり臆病風に変わり、A0、さらには4p目のA1に備えて持参したアブミを使ってかろうじて終了点へ。ひどい内容。。。セカンドの1R君はフリーで抜けてきました。

2P目V(10a?本によって記載が異なる)
このピッチは、この日お会いした先行の強強ソロクライマーさんの話では、“あえて難しいラインを選べば10aになるが弱点をついて登ればV級程度”とのことで、私は吹き荒れる臆病風をいさめるべくとにかくやさしいラインを選んで登る。ゆえに体感V級。

3P目10a(写真)
細かいホールドを頼りにテンションかけつつギリギリ通過。私はここが一番面白かった。臆病風もようやくやんだ。
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4P目12a/b(A1)1R君リード
ホールドがほとんどあるように思えないフェイスをA1で抜け、クラック。A1は、支点がしっかりしていて問題なかった。クラックはガバもあったけど、リードだと恐ろしいだろうな。。。

5P目V 
ルートがわかりにくく、1R君がルートファインディングの旅へ出てくれる。しばらくして戻ってくる。いい支点がなく、ルートは判然としない、最後の10dのクラックはもともとあんまりやらない予定、ということで、ここでわたしたちのカリフォルニアンドリームは終了と決めた。

下降は2回の懸垂。写真は4P目の終了点から。
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その後、練習のためバットレス正面下部の正面ルート5.8を1回ずつ登って終了。

藤内沢出合いから見た中尾根バットレス↓右手の滑り台みたいなところ。
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遠目だと壁がだいぶ寝ている。真下から見ると立ってるような気がしてたのに不思議です。

修行が必要と感じた1日でした。。。
岩佐です。錫杖に行ってきましたので、以下報告します。

ルート:錫杖岳北沢~見張り塔からずっと
日程・行動記録:2013年8月11日
中尾無料駐車場05:40 ~ 槍見06:15 ~ 08:15 北沢取り付き ~ 15:30錫杖山頂16:00 ~ 槍見19:00
メンバー:1皮、岩佐

笠ヶ岳四ノ沢第二岩稜草原の小径に行く予定であったが、新穂高・槍見の駐車場はどこも満車。駐車場を求めて走り、最終的には中尾温泉の無料駐車場に止めることになった。このため出発時間が大幅に遅れ、第二岩稜は時間切れと断念して急遽錫杖岳に転進した。

天気は快晴。朝から強い日差しが照りつける中、まずは中尾温泉駐車場から全く楽しくない小一時間ほどの車道歩きで槍見まで。既にかなり気温が高いため、槍見から全身汗びっしょりになって北沢に向かう。ギヤをつけ、交替で2ピッチずつ計4ピッチ登った後、草付きと笹の猛烈な藪漕ぎで大洞穴のある本峰フェース基部までトラバースする。

130811a
北沢

130811b
見張り塔取り付き

見張り塔からずっと1P目は、1皮さんの話ではいつも湿っているとのことだが、今日は想像していた以上にベタベタ。1皮さんリードで登るが、ビレイする方も緊張する。ハンドジャムがしっかり効く2P目は快適だが、3P目が悪い。ルート中間あたりに大きなバケツサイズのチョックストーンがあり、1皮さんが触ると動いて今にも落ちそう。ゴゴッと動く音を聞いて、慌ててロープを岩陰に移す。その後はバランスの悪いフェース登り。プロテクションを取れる所が少なくランナウトしながらのクライミングは見ている方も緊張する。

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見張り塔1P目

130811d
見張り塔2P目

4P目はセカンドで上がってきた岩佐が緩いスラブを上部正面壁基部まで。ここから草付きをトラバースし、草付きの斜面を岩佐、山頂までの最後のピッチを1皮さんで終了。景色を眺めながら暫し休憩し、歩いて下山した。牧南沢からの猛烈な笹藪漕ぎには閉口したが、無事槍見に下山した時には久しぶりのアルパインクライミングに大満足。槍見にザックを置き、走って駐車場まで坂を駆け上って車を回収して下さった1皮さんのお蔭で時間を大幅に短縮することができ、お蔭で帰りの電車にも間に合った。ありがとうございました。

130812e
草ぼうぼう

130811f
山頂を目指す

130811g
秀麗な笠ヶ岳

130811h
上田さんのピッケル

ルートファインディングをしながら下から頂上まで継続して登るこのルートは、大変面白いルートと思いました。ただ、個人的には見張り塔からずっとは思っていたよりも難しいと感じました。要修行。
   

2013.08.06 錫杖岳敗退
青木Hです。

7月28日に1郎くんと錫杖岳に行きました。
“見張り塔からずっと”ルートで錫杖岳の頂上に立ってみたい!と、27日夜に出発。登山口周辺で仮眠し、28日の6時頃出発。

(行程)
槍見館・・・錫杖沢出合い・・・取り付き・・・中央稜との合流点(雨天敗退)

GW以来、なんだか登山の体調がいまひとつですぐに疲れてしまう私がいるため、取り付きまでにだいぶ時間がかかってしまった。1郎くんにはたくさん待ってもらってしまった。ありがとう。このときはまだ雨はなく、時折強い日差しも射すが、おおむね曇り空で登攀開始。見張り塔ルートにはほかに誰もいなかったが、北沢を挟んですぐの右手には注文の多い料理店ルートがあり、登っている人たちがよく見える。2パーティが取り付いていた。

注文を登るひとたち↓すっきりとしたルートが美しい。
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かたやわたしたちの登る見張り塔は笹藪コース・・・↓
IMGP2717.jpg

藪に苦戦しながらもなんとか中央稜との合流点についたが、すでに雨がポツリポツリと降っていた。とりあえず見張り塔で有名な洞窟の下まで行って、そこで降りるか考えることにしようと、一度は決めるが、中央稜の草つきをトラバースしようと進むうちに本降りになり、加えてなんでもないところで濡れた草に滑ってヒヤリとし、長く続く草付きを歩く気持ちが一気になくなる。敗退決定し、懸垂で降りることにする。
早く降りられるし、近くの熊牧場(ずっと行きたかった)に行くのもいいかもしれないなどと話していたが、この懸垂がまた悪かった。藪だらけで、懸垂も短く区切りながら行うことになる。結局槍見館に戻ってきたのは夕方の6時頃。
しかし、今回の懸垂では先日の確保講習会で瀧根さんに教えていただいた、オートブロックによる懸垂が大活躍で、懸垂中の藪払いも安心して行うことができたのでとてもよかった。
そして、なんと下山の途中から晴れてきた。
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寝不足やら体力不足やら色々反省点もある。錫杖にはまたいつかリベンジしたい。でも次は藪が少ない季節がいいなぁ。



弱輩クライマーの宮崎です。
7月26~28日の3日間で、剱岳・チンネ左稜線に行ってきました。
メンバーは50代上手、30代宮崎、20代早戸の3人。
当初は八ツ峰クレオパトラニードル登攀を含めた4日間の予定でしたが、悪天候のため1日早く下山しました。

20130727105017.jpg


はじめに、ムキムキでパチパチでハスキーボイスな早戸くんは最近、「wakagashira(若頭)」と呼ばれています。会員にニックネームを付けることが運営委員の仕事だと勘違いしている日置さんによって名付けられました。
そんなwakagashiraが、今回の山行の主役です。


往路はいつものように上手車に乗せてもらって2人で立山駅まで。その車中、こんな会話がありました。

宮「計画書作っていて、気付いたことがあるんですよ」
上「なんですか?」
宮「チンネ行く27日が若頭の誕生日なんですよ」
上「それは、何かしてあげないとですね」
宮「じゃあ、コンビニでケーキでも買っていって、サプライズで祝いますか」
上「そうしましょう」

そんな会話が行われているとも知らず、上手車を颯爽と抜いていく早戸車。
コンビニで買い出しをして、立山駅で合流。ケーブルカーと高原バスを乗り継いで、室堂に到着。
ザックの重量を量ると、それぞれ21~23kgほどあります。
なぜそんなに重いのか。それは、3泊分の酒をかついでいるからです。
特に若頭はシュラフを持ってこないという大胆な軽量化に踏み切ってまで、缶ビール6本を持参。さらに千種の新テントをかつぐ上手さんの分の4本を引き取り、ビールだけで3.5kgを収容しました。
ちなみに宮崎はビール2本、焼酎ペットボトル500ml、さらに米6合、パスタ、カレーなど、大量の食料
で75リットルザックをパンパンに。

201307261044332.jpg 剱沢に下る道。初日は山頂まで見えた


みんな若干引きながらも「帰りは飲み食いして軽くなるから」と言い合い、8時40分に室堂を出発。
初日とあって快調なペースで11時には剱沢小屋に到着。
しかし長治郎谷の長い長ーい雪渓には大苦戦します。
しんどい思いをした後にビールが飲みたくなるから一生懸命持ち上げているのに、そのビールのせいでしんどい。
いったいビールとはなんなのか…!?
登山に常につきまとうこの葛藤に頭を悶々させながら下っていると、前方にいた若頭が道の途中でおもむろにビールを1缶取り出しプシュ。
「ザックのなかでビールが漏れてたんですよ」などと苦しい言い訳をしながら、うまそうに飲み干します。
そんな解決策があったのか…!
やはりwakagashiraと言われるだけのものを彼は持っています。

201307261208501.jpg 平蔵谷出合を通過

2013072612426.jpg 長治郎谷。登っても登っても近づかない熊の岩


そんなこんなで14時ごろに幕営予定地の熊の岩に到着。
まずは乾杯!
20130726141510.jpg

そしてこの山行に間に合うように西村代表にわがまま言って購入してもらった千種の新テントを設営!
快適なテントのなかで、持ってきたビールは後先考えずに減っていくのでした。
20130726151909.jpg バックには八ツ峰。水場までは悪い草付き斜面を下る



翌日は2時起床。まったりと朝ご飯を食べ、クライミングの準備をしてまだ暗い4時に熊の岩を出発。
長治郎谷右俣を詰め上げ、4時40分に池ノ谷ガリーに到着。
暗いなかで悪名高いガレ場を下るのは危険なので、20分ほど待機。
畏怖を感じるほどの山の深さと威容。これが剱岳北方稜線かー。と初めてきた宮崎はしみじみ。
剱岳3回目の早戸くんは余裕の一服。さすがwakagashira。

20130727050012.jpg 池ノ谷ガリーを下る若頭


底の見えない谷に向かって「ラーック!」のコールを連発しながら慎重に下り、5時20分ごろに三ノ窓に到着。
日本にある貴重な氷河のひとつ、三ノ窓雪渓を見下ろし、左手はこれまた氷河の小窓雪渓と池ノ平、右手は空に突き上げるチンネのシルエット。その奥には八ツ峰。うーん、素晴らしいロケーション。これはテンション上がる!
微妙に小雨が降ったり止んだりしているのが気になりますが、雲は流れ空は明るいので登攀決行を決定。
雪渓を左稜線の取り付きまでトラバースし、6時にクライミング開始。

20130727052706.jpg チンネ左稜線取り付き付近


1p Ⅲ級 リード上手 凹角からテラスまでの15m。岩が濡れているので慎重にスタート。 
20130727062228.jpg 慎重に登る上手さん

2p Ⅳ級 リード早戸 2つ目のバンドまでフェース40m。ロープの引っかかりにやや苦戦。
20130727074746.jpg 氷河をバックにフォローする上手さん

3p Ⅲ級 リード宮崎 フェースからバンドに出てピナクル上までの50mだったが、どう考えてもロープの流れが悪くなるので、ピナクルの側壁25mくらいでピッチを切る。

4p Ⅲ+級 リード上手 ピナクル裏のフェースを登り、草付きまで45m。余裕。

5p Ⅰ級 リード上手 草付きのリッジを歩いて登る40m。

201307270908331.jpg 快適な岩壁。後ろはクレオパトラニードル

6p Ⅱ級 リード早戸 ハイマツ混じりのフェースをノープロテクションでガンガン進む。

7p Ⅲ級 リード早戸 勢いに乗ってここもほぼノープロテクション。さすがwakagashira…!

20130727102824.jpg 左稜線下部、下からガスが出てきた


8p Ⅳ級 リード早戸 ようやく手応えの出てきたピッチ。翌日登る予定だったクレオパトラニードルを横目に、尖ったピナクルを正面から越える。
20130727104014.jpg リードするwakagashira


9p Ⅴ級 リード宮崎 左稜線の核心、小ハング越えの35m。初めてのⅤ級リードだったが、プロテクション多めにとって、じっくり時間をかけてクリア。

10p Ⅲ+級 リード宮崎 ホールドのたくさんあるクラックとフェースを20m。このあたりでポツポツ雨が降り始め、遠雷響く。かなり嫌な予感漂う。

11p Ⅲ+級 リード宮崎 本格的な雨になり、風も強まる。近くで落雷。…落雷!?マジで!?
さっきのⅤ級より断然怖い雷雨登攀。
逃げ場のないナイフリッジの上で金属も持っている。
懸垂でエスケープできるポイントは過ぎている。
文字通り運を天に任せて進むしかない…!

12p Ⅲ級 リード早戸 最もスピードのある若頭にリード交代。ゴロゴロドカーン!と鳴るたびに、身をかがめることしかできない。ほとんどノープロテクションで登る。

13p Ⅱ級 リード早戸 果てしなく長く感じた3ピッチを終え、チンネの頭に到着。登攀終了の喜びを分かち合う余裕なく、懸垂地点までクライムダウン。池ノ谷ガリーを見下ろすコルから懸垂下降してガリーまで。

ここでようやく稜線を外れて一安心。雷雲は過ぎたようだが、嵐は止む気配なし。
とにかく生命の危機は脱した。正直、今までの人生で最も死に近づいた数十分間。
上手さんも「これは死んでもしょうがないと思った」と後に述懐。
そんななかで早戸くんは「いやー、なんだかんだ僕には落ちない自信がありました」ですと!
さすがwakagashira…!

池ノ谷ガリーを駆け上がり、長治郎谷を駆け下り、転がり込むようにテントへ。
ハーネスを着けて登攀を続けなければならなかったためレインパンツをはけず、下半身はずぶ濡れ。
レインジャケットを着ていた上半身もなぜかびしょ濡れ。
クライミングギアもロープもたっぷり水分を吸って、乾くあてもない。
焼酎お湯割りで体を温めながらの作戦会議で、翌日のクレオパトラニードルはあきらめ下山を決定。
となれば、燃料も酒も空にして軽量化しないと!ということで宴会開始。

6月の奥穂南稜よりは辛さを控えめにしたポークビンダルーを食べ、ようやく3人とも気持ちもお腹も落ち着いたころ、「いやー、実は今日誕生日なんですよねー。最悪の誕生日っすわー」と苦笑いする早戸くん。
今だ、このタイミングしかない!
ちょっと忘れかけていたケーキがここで登場!
マッチをろうそく代わりにして、吹き消してもらう。
無理矢理テンション上げ気味に、「ハッピーバースデー!!」

…が、コイツ、あからさまにめんどいオーラ出しやがった!
「誕生日は女の子といちゃいちゃしたいっす」だと…!
こんなところまでケーキを持ってきたのに、しかも年長者2人に祝ってもらっているのにこの態度。
さすがwakagashira…!
20130727174217.jpg めんどくさそうな顔で火を吹き消すwakagashira



3日目、誰彼ともなく3時ごろ起床。雨は止んでいるが、今日は明るくなるまで行動するつもりはない。
ということで、朝食を取って、みんなで2度寝。
起きたのは7時過ぎ。残りの燃料を使い切るまで靴を乾かし、撤収準備を整え9時過ぎに出発。
10時過ぎに長治郎の頭で休憩し、11時前に剱岳山頂にいきなり出た。
人がたくさんいる。先に着いているはずの若頭はどこかなーと
「わかがしら~!」と呼ぶと、わいわいしていた山頂がいきなりシーン…
無関係の一般登山者を一瞬凍らせてしまったではないか。日置太郎め、危険なニックネームをつけやがって!

201307281109321.jpg 真っ白だった剣岳山頂


山頂は雲に包まれて真っ白。なのでそそくさと記念撮影を済ませ、下山開始。
下山中はまたしても強烈な風雨に襲われ、岩稜帯に沢が続出。靴が滑るため慎重なクライムダウンになり、想定タイムを30分オーバーして13時半ごろ剱沢小屋に到着。若頭は20分は待っていたという。
剱沢小屋から室堂まではコースタイム3時間20分のところを、早戸くんはなんと2時間で踏破。
山行3日目、天候悪いなか、20kg担いでるとは思えないスピードで動き続けるアスリートクライマー。
一時は体脂肪率がインテル長友並みの5%だったそう。すごいぜwakagashira…!




帰りは「グランドサンピア立山」で優雅に温泉につかり、生還したら行こうと決めていた「廻る富山湾 すし玉」で海の幸を堪能。
1日早い帰宅となったものの、いろいろな意味でこれまでで最も印象深い山行となりました。
2人には大変お世話になり、ありがとうございました。
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こんにちは、成瀬です。
友人と北岳バットレスの超クラシックルート、第四尾根へ行って来ました。
ぼくはバットレスは初めてで、どんな感じなのか期待と不安が入り交じったまま現地へ。
急遽、友人の山岳会の方がもうひとり参加するということで3人に。
関東在住なので、白根御池の小屋で集合になりました。
ぼくは戸台方面から北沢峠経由で広河原へ。
3連休最終日ということでバスの臨時便があり助かりました。
12時過ぎに広河原着。
ロープやギア類の多くを友人らが持って行ってくれていたので
ソロテント装備を含めても荷物が軽く、40Lザックでも余裕。
トレーニングのつもりで13時半頃小屋着。
友人と落ち合い、アプローチの偵察へ。
第四尾根に取り付くにはまず下部岩壁を登らなければならず、いくつかのラインがあるようです。
今回は、D沢の雪渓を詰めて第五尾根支稜から取り付くことにしました。
弱点をついたルートで、落石の危険も一番少ないと思います。
翌日2時起床。3時15分出発。
大樺沢の雪渓で朝焼けを迎え、偵察したアプローチで取付きへ。
雪渓は急なのでアイゼンがあったほうが良いです。
今回は全ピッチリードさせてくれるということで、クライミングシューズに履き替えてクライミング開始。
3ピッチで横断バンドに出て、踏み跡を右へトラバース。ちょうどDガリーの上部をトラバースするかたちになりますが、このあたりの岩がかなり脆く、落石の頻発するところ。先行パーティーがいるときにDガリーを登るのはかなり危険です。
トラバースを終えてようやく第四尾根へ。
出だしはツルツルのクラック。残置支点はけっこうあります。
そこから右にトラバースし、樹林帯の濡れたクラックを登って左に抜けると気持ちの良い岩尾根に出ます。
フェースを60mロープいっぱいのばすと白いクラックに到着。赤いペンキで「4」と書かれているのが四尾根の目印のようです。
途中、カムを使いながら残置支点や灌木にランナーを取り、もう1ピッチでマッチ箱手前の垂壁(?)へ。
ハーケン連打されています。ここがⅤ級で四尾根の核心です。
途中から足がスメアになり、岩がツルツルなので滑りやすい。
4mほどの壁を越えてすっきりとした岩尾根を登るとマッチ箱のてっぺんへ。ここから、数年前に大崩壊した部分が見えます。ただ、それ以前に登ったことがないのでよくわかりませんが。
よく写真にある懸垂をしてコルへ下り、クラックとフェースをつないで1ピッチで枯れ木のテラスへ。ここまで来ると、崩壊現場が目の前で、荒々しい岩肌が飛び込んで来ます。その場所にいるのもあまり気持ちの良いものではありません。本来はここにあった岩を直登するはずですが岩がないのですっぱりと崩壊して切れ落ちたゴジラの背のような岩を辿って10mほどトラバースしてビレイ点へ。目の前の傾斜の強いチムニー「城塞ハング(Ⅳ級+くらい)」を登ると傾斜が緩くなり、一面の素晴らしいお花畑に出ました。ハイマツを支点にビレイ。ギアを外して歩いて頂上へ。さすが3000m以上、空気が薄いです。
最初は順調なペースで登っていたと思っていたのですが、初見、3人ということもあってかけっこう時間がかかってしまい、頂上着が12時10分くらい。広河原発北沢峠行きの最終バスが15時なので、頂上で2分だけ休憩して自分だけ急いで下って行きました。小屋でテントを撤収し、広河原着14:30分。バットレスは長いですが、休憩なしの急坂の下りが体力的な核心でした。
「朝六時半、御在所岳登山口にて。集合時間が明日の六時半であったことに気づいたなう。」

おひさしぶりです。吉川です。
6/30に日置さん、上手さん、早戸さん、宮崎さん、わたしで御在所中尾根に行って参りました。
冒頭の文章は、僕が29日の早朝にfacebookに投稿したものです。集合時間の26時間前起床という凄まじい早起きをして、24時間も前に集合してしまいました。いかに僕がこの復帰登山を楽しみにしていたかがうかがえますね。
当初は7月に入ってから復帰するつもりでしたが、医師のゴーサインが出たので少し早めに復帰させていただきました。


さて、6:30に裏道登山道登山口のトンネル先の駐車場に集合したところ、雲行きも怪しい上に、車の台数がものすごい事になっており、人の多さに圧倒されました。昨日は天気も良くて人も少なかったのに…などと僕はブツブツ言ってましたが。


それでもむりやり隙間に車をねじ込み、「天気微妙そうですね」などと言いながら、ガスに覆われた山に入って行きました。ところで、歩いているとなんとなく体が濡れる。皆、霧のせいだろうと自分自身をごまかしていましたが、8:00過ぎに見渡す限り真っ白な取りつきについたころには、これが雨だということを全員暗黙の上で認識していました。岩もなかなかウェットな状態です。

ここからは心理戦です。いったい誰が怖気付いて弱音を吐くか。その弱音によって全員が救われるのです。
そしてその弱音を吐ける正当な理由(病み上がり)を僕は持っています。このカードをどこで使うかが今回の争点となりそうです。

メンバーは日置、吉川チームと早戸、上手、宮崎チームにわけ、日置チームから登り始めました。ちなみに中尾根には先行パーティはおらず、後続もいないようでした。

P4は2ピッチに分けて登りました。1ピッチ目は日置チーム日置さん、早戸チーム早戸さんリード。
ハンド~オフウィドスサイズのクラック沿いに15m?くらい。ぽたぽたと雨の降る中リードの方々は大変だったと思います。さすがお二人は強い!
僕の方は、久しぶりの山で正直アプローチまでの部分でへとへと。クライミングに関しては数日前から行き始めたジムでパワーと持久力が劇的に落ちていることを感じていましたが、今回もそんな感じでした。休み休み登りつつもなんとか抜けさせていただきました。上部では例によって邪魔なザックに殺意を感じました。
P4.jpg
1ピッチ目リード(クライマー不明。分かる方補足お願いします)

P4FK.jpg
1ピッチ目の上手さん

P4の2ピッチ目は10mも無く、Ⅲ級程度でしょうということで、リードをさせていただきました。早戸チームは宮崎さんリード。
僕が登り始めると、背後が騒がしくなり、何か混乱が起こっていることを感じました。
どうやら、たろうスカンクさんが暴走したそうです。上にあがってて良かったー。(しかし、その後P3の下部で僕も攻撃を受けることになりました。)
このピッチは出だしでパワーがいるので、一瞬諦めようかとも思いましたが、そこを抜ければなんとかなりました。
雨もほとんど止み(霧は晴れない)、意外と岩も乾いてきました。

そこから、コルまで歩いて降り、P3です。
日置チーム日置さんリード、早戸チーム上手さんリードで登る。
これもクラックで、個人的には最後のチョックストーンの部分が苦手で、カムを握って休憩してしまいました。
日置さんが上からやさしく教えてくれたので突破できました。助かりました。
宮崎さん曰く「自分の時と全然態度が違うんですけど」とのこと。
日置さん曰く「アツシ君だったら唾落とすから」とのこと。
楽しそうな師弟関係(?)ではないですか。

P2.jpg
P3の日置さん

P2RK.jpg
P3の上手さん


さて、ツルムのコルに降りるためには懸垂が必要です。懸垂のセットをしてロープを投げる前の僕の発声が日置さんや宮崎さんの琴線に触れたらしく、なんだか良く分かりませんが、「看護婦さんもそんな風に呼んでたの?」とか言われ「ナースコール」などと言って、「看護婦さーん!」と言ってロープを落とすのが一瞬流行りました。挙句の果てには上手さんまで「ナースコール」し始めたので、今回のメンバー、ヤバいです。
ウン、その場にいた人しか面白さが分かりませんね。そもそも、今時「看護婦さん」なんて言いません。看護師です。ロープ投げる時に気合入れた声出して何が悪いんだ。プンプン!



さて、話が脱線しましたがP2の状態を見ると表面が光っており、なんか濡れてそう…
さすがに今日の条件でP2、P1まで登るのは容易ではなさそうです。

すると、各々がぽつぽつとこんな言葉を漏らし始めました。
「自分は中尾根には何回か来てるので、悔いは無い」
「取りつきの感じでは登れないと思ってたけど、3ピッチも登れたので満足」
「寒い」
決して誰も、正面から「止めよう」とは言いません。
ここは病み上がりカードの出しどころです。

というわけで、「僕が病み上がりなのでここらで下山しましょう」ということにしました。(あくまでも「形式上」こうしただけであったということを、僕の名誉のために述べさせてください。いや、実際僕には無理でした)


そこからマイナスの滝の上まで歩き、懸垂でマイナスの滝の下に降り、あとは歩いて下山しました。
ロープ回収の際、ロープが引っ掛かってしまい、日置さんが滝を登り返すという若干のトラブルはありましたが、無事下山することができました。
駐車場に着いたのは15時過ぎでした。
MO.jpg
マイナスの滝から見た前尾根。

noborikaesi.jpg
登り返す日置さん。

その後はある目的のためにGホテルの温泉に入り(僕は次回もGホテルに行きます)、Bミヤンでしゃぶしゃぶ食べ放題を食べて帰宅しました。
総合的に見て、なんとも楽しい復帰登山となりました。皆様ありがとうございました。
11日御在所岳前尾根へ

写真
P7の魅力的な取りつき。

写真 (1)
フリーは無理だったので、A1で抜ける。

P4110420.jpg
P6のチムニーで奮闘する若輩くん。

季節外れの寒さで雪も舞い、ちょっとへこむ。
加えてP7でグランド。
プロテクションをケチったこと。反省。

二人ともに失敗から学ぶことが多かった前尾根。
擦りむいて、岩とぶつかって痛いけど、ゲラゲラ笑ってとっても楽しかった♪

たろう